世界中で起きている重要な事件、事象についての忌憚なき批判、批評の場とします。


by shin-yamakami16

Cameroun 仏家族7人「拉致・誘拐」事件の衝撃

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4月20日 'フランス2'TV で紹介された Moulin-Fournier氏家族:「カメルーンに帰る」と語る

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 4月20日パリ・オルリー空港でオランド首相らに出迎えられた一家ー*'Libération' 紙

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4月19日無事解放されてカメルーン・ヤウンデの仏大使館で寛ぐMoulin-Fournier 氏家族


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          仏人家族誘拐事件の舞台となったWaza 国立公園


仏・マリ軍事介入の「予期された」結果

                                    山上 真

 一昨日2月19日、カメルーン北部 Dabanga で、フランス人成人3人、子供4 人の家族が Waza 国立公園で休暇を過ごしていた際に、イスラム・ジハディストグループに拉致され、隣国ナイジェリアに連れ去られるという事件が発生した。

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    19日テロリストに拉致・誘拐された一家の父親 *Tanguy Moulin-Fournier氏

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 この事実を最初に明らかにしたのは、他ならぬ仏大統領オランド氏で、彼はギリシャを旅行中に事件情報に接して、発表したのであった。

 犯人たちは、モーターバイクに乗った5人組で、大統領は、彼らが「よく知られたテロリスト」という表現を使って、現地周辺で活動するイスラム過激派 'Boko Haram’ であることを示唆した。

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      拉致された仏人家族が、事件直前まで乗っていた4輪駆動車

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        フランス人家族誘拐「犯行声明」を出した'Baco Haram'一味

 この深刻な事件について、メディア側からの「フランスのマリ軍事介入が惹起したのではないか」という質問に対して、仏政府筋は、「彼らテロリストは以前から欧米勢力を標的にして活動中のグループ」だとして、因果関係を即座に否定している。

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                マリ北部で作戦中の仏軍部隊

 しかし、例えば2月20日付 ’France Info’ が伝えている様に、今度の事件と「マリ軍事介入」との関係を「肯定的に論じる」傾向は強まっているのが現状だ。
 
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 France Info ‘L'enlèvement des Français au Cameroun lié à l'intervention au Mali ?’
 「カメルーン でのフランス人誘拐はマリ介入と関係するか?」 ー原文<参考資料1>

<記事内容>

 *GDF スエズ・グループ は、2月19日、家族と共にカメルーンに滞在して、偶々北部・ナイジェリア国境近くで休暇を過ごしていた作業仲間の一人が連れ去られたことを確認した。その家族は、大人3人と5歳から12歳までの4人の子供から成るという。オランド大統領は、犯人について、カメルーン北部辺りで活動するイスラム派Baco Haram として知られるテロ・グループだと断言した。

 AFPに依れば、観光中の家族はナイジェリア国境近くのDadanga でモーターバイクに乗った男たちに捕まり、ナイジェリアに連れ去られたという可能性が最も大きい。
  
 一家は昨日からWaza 自然公園のキャンプ地に泊まり、今朝出発したところであった。父親が勤めているGDF Suez は、フランスの液化天然ガス・プロジェクト会社であるが、この家族の運命に対して深甚なる思いと協力を表明している。

 過去に於いては、2月8日にイスラム・グループによってフランス人8人が拘束されるなど、カメルーン海岸沖合での誘拐事件は頻繁に起きているものの、今度の事件は、欧米人旅行者がカメルーンで誘拐された初めてのケースである。

 カメルーン国境に接するナイジェリア北東部はBaco Haramの揺籃の地であり、彼らはこの国の北半分に*「シャリア」を課すべくナイジェリア軍と戦っている。彼らは「誘拐戦術」を使い、例えば昨年12 月には、アルカイダに繋がるイスラム過激派 Ansaru (Baco Haram分派)は、ナイジェリア北部で仏人技術者を誘拐し、先週末には*Setraco 社の外国人従業員(英国人・イタリア人など)7人を拉致している。

 今度の事件と仏軍マリ介入との直接的な繋がりを、オランド大統領は否定しているものの、マリのグループとナイジェリアのイスラム集団との間の「相似性」に言及している。一方、フランスの専門家たちは、より肯定的であって、「仏マリ介入以前にサハラ砂漠圏での誘拐事件が始まっていることは確かだが、セネガルからカメルーンに至る地帯での危険性はますます高まっている」と *'Iris' の研究者Philippe Hugon 氏は言う。彼は更に、「人質を取ることと、自爆テロを行うことが、フランスがマリでやったような『非対称的な』戦争に於いては、異なるジハディスト・グループの採る唯一の手段なのだ」と付け加える。

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          2009年以後のサハラ圏でのフランス人誘拐事件  
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この外、ナイジェリア北部で2月10日、ポリオ・ワクチン接種に従事していた北朝鮮医師3人など4人が殺害され、7人の女性医療スタッフが負傷した事件、2月20日には、ナイジェリア南部港湾都市Bayelsaの石油基地で、ウクライナ人、ロシア人など外国人6人が誘拐され、身代金100万ユーロを要求される事件が起きている。—仏『リベラシオン』紙
 これだけ相次いで「テロ・誘拐」事件が起きていると、「国内」に忙しい日本のメディアは、「アフリカ報道」などの暇が無いことになるのだろうか。

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   昨日2月20日,、ロシア人などの誘拐事件が起きたナイジェリア港湾部 Bayelsa

 今日2月21日の仏TV5 Monde の討論番組 ‘C Dans L’Air’ では、’Otage: même les enfants’ 「誘拐:子供たちさえも」というタイトルで、一昨日のカメルーンでの事件を論じていた。そこでは、白人・黒人各2人のアフリカ問題専門家が、アルジェリアからカメルーンに至るまでの広範囲に渉るアルカイダ系イスラム過激集団各派の活発な活動の実態や目的を語っていたが、今後も、仏軍のマリに対する様な欧米「軍事介入」が、果たして繰り返されるのかとか、民間事業展開が新たに可能なのかどうかとか、或は一般旅行者の安全が図れるかなどの肝心の問題については、各論者共、明快な回答を出すには程遠い印象だった。

 斯くして、仏・オランド政権の「マリ武力行使」から始まったアフリカでの「全般的な混乱」は、全く先の見えない「アフリカ・アフガン化」の様相を呈し始めている。 (2013.02.21)


<注>
*GDF スエズ:フランスに基盤を置く電気・天然ガス事業者で、世界第二位の売上高を誇る。従業員数 236.120人(2010 年) 
 
*Setraco 社:1977年創業のナイジェリア国土基盤整備を目的とする建設会社
 
*Iris =Institute de Relations Internationales et Stratégiques:国際関係戦略研究所(パリ)

*Tanguy Moulin-Fournier 氏:GDF Suez 幹部 (cadre) 5年前に仏からカメルーン首都Yaoundé に移り住む。青年時代をイタリア・ミラノで過ごし、モスクワで経済学を学ぶ。1995年にリヨン大学で経営学修了後、ルーマニア、ギリシャ、アルバニア、トルコで職務。妻はAlbane、息子は12,10,8,5 歳の4人。同行した、もう一人の成人は叔父の様だ。

                    <追記>
1. カメルーンでの「家族7人人質」事件が解決して、ほっとしたのも束の間、リビア・トリポリのフランス大使館が、昨日4月23日、自動車爆弾によるテロ攻撃を受け、2人の仏人警護員が重傷を負い、建物の80%以上が破壊されるという大被害を蒙った。ファビウス外相は、早速トリポリに向かい、被害状況確認と「リビア情勢」の把握に努めている。米国大使館襲撃と大使殺害に次ぐ事件だけに、リビアでの混迷状況に、西側指導者たちの苦悩は深い。 (2013.04.24)

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           爆弾テロ攻撃を受けたトリポリ仏大使館

2. ちょうど2か月前の2月19日、カメルーンでイスラム過激派Boko Haram に誘拐されたTanguy Moulin-Fournier 氏一家7人は、昨日無事解放されてカメルーン・Yaoundé の空港に降り立った。出迎えた仏ファビウス外相は、テログループに「金銭の支払い」はなかったと述べている。いずれにせよ、子供4人を含む一家が、痩せ衰えていたものの、何とか無事に帰還出来たことを喜びたい。 (2013.04.20)

3. 今夕から仏メディアは、カメルーンで誘拐された仏人家族7人が全員「無事に」ナイジェリア北東部 Dikwa の民家で発見されたという情報を、ナイジェリア軍からカメルーン軍に伝えられたものとして、一斉に流している。しかしその後、一向に具体的なニュースは無く、仏政府当局は否定し、ナイジェリア・カメルーン両政府も先の情報を全くの虚偽として一蹴している。先程8時に見たBBC World ニュースでも、「矛盾する」情報として扱っている。 (2013.02.21)

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4. オランド大統領がフランスのマリ軍事介入の「最終段階」と呼んでいる中、2月19日、マリ北部・アルジェリア国境近くの山岳地帯で、外人部隊パラシュート隊員一人が「テロリスト」と交戦中に死亡したという。今度の「マリ作戦」でフランス兵としては2人目の戦死者となった。現在、戦闘は、Gao市中心部で激しく続けられており、今日22日の'France 2 TV' は、約100人のジハディスト戦闘員の激しい攻撃に直面して、マリ軍は退却を余儀なくされ、急遽フランス軍の戦車・ヘリの応援を受けている様を放映していた。最北部 Kidal でも、自動車爆弾が仏軍駐留キャンプ付近で爆発して、民間人2人が負傷したということだ。 (2013.02.22)

5. 上記の記事を書き終えて、再び仏メディアに当ろうとした途端、マリで新たなテロ事件が本日起こっていた。'Le Nouvel Observateur' 及び 'Libération' 紙に依れば、マリ北東部で今朝、二台の自動車爆弾がInhalil と呼ばれる町の、元々マリ中央政権に敵対していたが、最近は仏軍に協力姿勢を見せている原住民「トウアレグ」族・軍事拠点近くで爆発し、多数の死傷者が出ているようだ。現場近くに居合わせた「国際赤十字」関係者の話では、マリの状況は全く「平穏・安定」とは程遠い状況だという。 (2013.02.22)

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               西アフリカに在留するフランス人数

6. 昨日22日付の 'France Info' に依れば、仏人「家族7人誘拐」事件を受けて、約6,100人に及ぶカメルーン在住のフランス人社会に動揺が広がっているという。例えば、仏・建設大企業* 'Vinci' は、今度の事件を契機に、北部カメルーンで働いていたフランス人従業員を西部港湾に近い都市 Douala に移動させて、帰国準備をさせることに決めたということだ。 (2013.02.23)

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      2月27日仏『フィガロ』紙が掲載しているヴィデオ写真

7. 昨日、仏7人家族を拉致したジハディストグループ Boko Haram は、インターネットを通じて一家のヴィデオ映像を公開した。7人とも「無事な」様子で、3人のテロリストが映っている。彼らは、フランス軍のマリ侵攻を「イスラムに対する戦争」として非難し、カメルーン・ナイジェリアなどで捕らえられている数多くの「同胞」の解放を要求した。このヴィデオ映像を確認したフランス国防相Le Drian 氏は、テロリストグループと「交渉の余地」はなく、引き続き拉致一家の居場所特定と解放作戦を追求することを表明した。(2013,02.26)

<注> *Vinci :1899年創業の世界一(収益)のインフラ基盤建設会社。世界各地の道路・トンネル・橋梁・駐車場などを建設。全従業員数は179,000人以上。


<写真> Le Monde, Libération, France Info, Le Nouvel Observateur


                 <参考資料>

1. 4月20日付『リベラシオン』紙ー「人質一家がフランスに帰還」
Libération: MONDE
Cameroun : les ex-otages de retour en France
Par AFP
Fatigués mais souriants, les sept Français d’une même famille, dont quatre enfants, libérés après avoir été retenus en otages par le groupe islamiste Boko Haram au Nigeria, sont arrivés samedi matin à Paris, deux mois après leur enlèvement au Cameroun. «Aujourd’hui, c’est la vie qui a gagné», a déclaré devant la presse le président François Hollande, venu accueillir les anciens otages au petit matin à leur arrivée à l’aéroport d’Orly, en provenance de Yaoundé, après leur libération dans la nuit de jeudi à vendredi.

Le père de famille Tanguy Moulin-Fournier à ses côtés, le chef de l’Etat a souligné que «les autorités françaises (avaient) fait leur devoir, dans la discrétion». Il a «remercié aussi bien le Cameroun que le Nigeria», avec une «pensée particulière pour le président (camerounais Paul) Biya, qui dans ces derniers jours a eu un rôle important». Les otages «ont souffert de la chaleur et du manque d’eau, mais ont été correctement traités», a ensuite confié à des journalistes François Hollande, «impressionné» par les enfants, quatre garçons de 5 à 12 ans. «Ils ont été des appuis solides. S’ils (la famille Moulin-Fournier) ont pu retrouver leur liberté, les enfants y sont pour beaucoup», a ajouté le président.

«On retournera au Cameroun»

Les anciens otages sont arrivés à 6h, à bord du Falcon du ministre des Affaires étrangères Laurent Fabius qui avait fait un aller-retour au Cameroun pour aller les chercher. Sur le tarmac attendaient une dizaine de membres de leur famille, frères, soeurs et grands-parents, et une soixantaine de journalistes. Des couvertures sur les épaules pour se protéger du froid, ils sont tombés dans les bras de leurs proches, avant de s’acheminer vers le pavillon d’honneur où ils sont restés un moment, à l’écart de la presse.

Tanguy Moulin-Fournier, visage amaigri, épaisse barbe, a ensuite fait part de son «immense émotion», de son «immense bonheur». «C’est fini, on en est sortis...», a-t-il déclaré. «Je suis très heureux d’être de retour en France, c’est un grand moment. Après, on retournera également au Cameroun, qui est un très beau pays où on se plait beaucoup», a-t-il ajouté. La famille est ensuite partie dans un véhicule monospace, sous escorte policière. Les enfants, en short, avaient les yeux cernés mais le sourire aux lèvres.

Les trois adultes et quatre enfants - Clarence, 5 ans, Maël, 8 ans, Andeol, 10 ans, et Eloi, 12 ans - avaient été enlevés le 19 février alors qu’il étaient en vacances dans un parc national dans l’extrême nord du Cameroun. Le père, la mère et leurs quatre garçons résidaient depuis 2011 à Yaoundé, où Tanguy Moulin-Fournier est employé comme expatrié par GDF Suez. Cyril Moulin-Fournier, le frère de Tanguy, qui vit en Espagne, les avait rejoints pour des vacances. Le PDG de GDF Suez, Gérard Mestrallet, était présent à leur arrivée à Orly.

Pas de rançon

Les autorités françaises et camerounaises ont indiqué que la famille avait été libérée dans la nuit de jeudi à vendredi à la frontière entre le Cameroun et le Nigeria. Très peu d’informations ont filtré sur les conditions de cette libération, annoncée par la présidence camerounaise dès vendredi matin. François Hollande avait alors remercié les autorités camerounaises et nigérianes, faisant valoir que «c’est en étant le plus discret possible que nous pouvons être les plus efficaces».

Il avait également assuré que la France ne changeait pas son «principe», qui est «le non versement de rançons». L’Elysée a également affirmé que la libération des otages n’était pas «une action de force» mais le fruit de «contacts multiples». «L’heureux dénouement de cette affaire est incontestablement le fruit d’une coopération exemplaire entre les gouvernements français, nigérian et camerounais», a de son côté estimé le président camerounais Paul Biya, appelant à un «renforcement» de la coopération internationale pour faire face à l’insécurité sur le continent africain.
<後略>

2. 2月20日付『フランス・アンフォ』—「 カメルーンでのフランス人誘拐はマリ介入と関係するか?」
L'enlèvement des Français au Cameroun lié à l'intervention au Mali ?
LE MERCREDI 20 FÉVRIER 2013 À 10:47

Si le gouvernement refuse de faire un lien direct entre la prise d'otage mardi des sept Français dans le nord du Cameroun et l'intervention de la France au Mali, les experts sont beaucoup plus affirmatifs.
Le rapt des sept Français au Cameroun mardi n'a pas encore été publiquement revendiqué mais Paris pointe du doigt la secte islamiste Boko Haram. Ansaru, "filiale" de la secte islamiste nigériane, a en effet déjà fait un lien avec l'intervention française pour justifier l'enlèvement d'employés étrangers le week-end dernier au Nigeria. Son communiqué évoquait "des transgressions et des atrocités commises envers la religion d'Allah (...) par les pays européens dans plusieurs endroits dont l'Afghanistan et le Mali". Ansaru avait également cité le soutien de la France à l'intervention armée en préparation au Mali pour justifier l'enlèvement du Français Francis Collomp en décembre dernier au Nigeria.
Le gouvernement refuse de faire le lien
Pour autant, "le lien n'est pas établi à l'heure actuelle", a assuré Jean-Yves Le Drian mercredi sur France 2. Pour le ministre de la Défense, seule "la méthode est similaire" entre les différents groupes islamistes du Sahel. "Ce sont des groupes qui se réclament du même fondamentalisme, qui ont les mêmes méthodes que ce soit au Mali, en Somalie ou au Nigeria".
Lundi déjà, François Hollande avait déjà rejeté l'idée d'un lien direct entre l'intervention militaire française au Mali et la prise d'otages au Cameroun. Pourtant, le chef de l'Etat avait déjà fait un parallèle entre les groupes présents au Mali et les islamistes nigérians.
Un moyen de peser dans une guerre asymétrique
Mais les experts, eux, sont beaucoup plus affirmatifs. Si "les enlèvements d'otages dans la zone saharo-sahélienne commencent bien avant l'intervention au Mali (...), les risques sont de plus en plus importants dans des zones qui peuvent aller du Sénégal au Cameroun", d'après Philippe Hugon. Pour le directeur de recherche à l'Iris, "prendre en otages et faire des attentats suicides sont les deux seuls moyens des différents djihadistes" dans le cadre d'une guerre asymétrique, comme celle menée par la France au Mali.
Pour Philippe Hugon, chercheur à l'Iris, les risques d'enlèvements sont plus grands avec l'intervention au Mali Au micro d'Ersin Leibowitch 


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              サハラ:イスラム・ジハディスト活動領域

3. 2月19日付『フランス・アンフォ』—「カメルーンで誘拐されたフランス人たちはナイジェリアに移されただろう」
Les otages Français enlevés au Cameroun seraient passés au Nigeria
LE MARDI 19 FÉVRIER 2013 À 00:45
Sept Français ont été enlevés mardi matin dans le nord du Cameroun, près de la frontière avec le Nigeria, a confirmé François Hollande. Il s'agit de trois adultes et quatre enfants, enlevés par "un groupe terroriste que nous connaissons", a précisé le président français. GDF Suez a confirmé un peu plus tard qu'il s'agissait "d'un de ses collaborateurs avec sa famille". Vers minuit, le gouvernement camerounais a annoncé que les ravisseurs étaient "passés au Nigeria".
C'est la première fois qu'un enlèvement d'Occidentaux a lieu dans cette région de l'extrême nord du Cameroun, à moins de dix kilomètres du Nigeria. Sept Français ont été enlevés mardi matin tôt près de la ville de Dabanga.
On pensait d'abord qu'il s'agissait de touristes français. Mais quelques heures plus tard, GDF Suez a confirmé qu'il s'agissait "d'un de ses collaborateurs avec sa famille", expatriés dans la capitale Yaoundé et actuellement en vacances dans le nord du pays. "GDF Suez apporte toute sa collaboration au ministère des Affaires étrangères", a ajouté la société multinationale.
L'ambassade de France à Yaoundé a conseillé, par sms "à tous les Français présents dans l'Extrême-nord de se mettre immédiatement à l'abri".
"Les ravisseurs ont traversé la frontière du Nigeria avec leur otages" (gouvernement camerounais)
Dans la nuit de mardi à mercredi, le ministre des Affaires étrangères a rédigé un communiqué lu sur les antennes de la radio d'Etat pour dire que "les ravisseurs [avaient] traversé la frontière du Nigeria avec leurs otages".
Selon le texte, "l'événement s'est produit au lieu dit Sabongari situé à 7 km au nord de la localité de Dabanga (nord) sur la route nationale numéro 1 qui longe à cet endroit la frontière terrestre entre le Cameroun et la République fédérale du Nigeria".
<後略>
Commented by りょう at 2013-02-26 20:00 x
フランスなど欧州の国とアフリカやイスラム過激派との揉め事の
出発点がどこにあるのかがわからない分には何とも言い難い。

日本としてはまあまあと間に入って双方の話に耳を傾ける役割
ができればいいのかとは思うけど。

ただテロリスト側の論理を一方的に聞くことは出来ない。
アルジェリアのプラントを襲ったテロの首謀者が周辺の下っ端
に「隻眼」と呼ばれただけでその部下を殺してしまうなんていう
融和性ゼロの残虐丸出しエピソードを聞いた現在となっては特に。

――平和ボケした日本人からしてみれば「漫画かよ!!」っていう
くらいベタベタな悪人……。

また第三者が間に入るというのが、法の正義や民主主義の原則、
話し合いの条件であるのならば、「2国間で解決すべき問題」など
と言わずに南シナ海の領有権に対するフィリピンの起こした裁判を
是非とも中国には受けてもらいたいところだけど。

でもまあ中国は民主主義国家には当てはまらないわけか(笑)。
Commented by shin-yamakami16 at 2013-02-27 14:03
りょう様
よく保守系の皆さんが「平和ボケ」という言葉を好んで使っていますが、その意味がよく分かりません。恐らく、「戦争放棄」の「平和憲法」を持つ日本人が、もっと戦争への備えをして、ただ怖がるだけでなく、隣国の「威嚇」に対して、毅然とした態度で臨むべきだ、という様な感情を背景にしていると思われますが、あらゆる問題を「平和的に」解決しようとする精神を指すとすれば、寧ろ「平和ボケ」は決して非難されるべきではなく、国連憲章にも合致した、褒められるべき状況です。
中国は確かに欧米的概念から見れば、異なる政治体制ですが、「天皇制」をとる日本の政治体制は、最近特に顕著なマス・メディアによる情報操作と相俟って、必ずしもまともな「民主主義国」とは言い難い状況を呈しているように思われます。
Commented by りょう at 2013-03-05 20:42 x
「平和ボケ」っていうのは平和であることを当然だと思っていると
いうことではないですか?

そういう意味では山上さんのブログにあるような世界の現状に
「無関心」である、という言葉に置き換えることも出来るのかと
思いますが。

「天声人語」にも日本の「平和憲法」は世界的に見ればローカルな
「理想主義」でしかないと書かれていたわけだし。

要は世界が平和になるため特段の“努力”をしていないということが
「平和ボケ」ということなのでしょう。

そういう意味では私も「日本」を越えた先の「世界」について、
積極的に何かを働きかけているわけではありませんから(苦笑)。

またひとつの提案としては、憲法改正に対し左派政党は懸命に
反対を訴えていますけど、あくまで憲法を変えるということだけで
考えれば、どう変えるかをゼロベースで考えて、より左寄りな憲法
に中身を変えるという動きがあっても面白いんじゃないかと自分は
思いますけどね。

現状のまま=「平和」という発想には乗り切れない。

また最後にひとつ国家間の衝突をすべて「戦争」という言葉でまとめる
ことにも疑問を感じますね。
Commented by shin-yamakami16 at 2013-03-08 21:32
りょう様
最近、シリア・ゴラン高原で、「平和維持」活動で駐留していた国連派遣のフィリピン兵などが「反政府軍」に捕らえられた事件が起こっていますが、日本・自衛隊からも派遣されていて、昨年末に「危険性」の為、撤退していたのです。やはり、日本人にとっては、「平和」が維持出来ない所では、如何に国際協力と言っても、去らざるを得ません。それが、戦後日本の精神的遺産であっても好いじゃないですか。たとえ、「平和ボケ」と言われようと。
Commented by りょう at 2013-03-09 18:44 x
これからする話に対し深く突っ込んだ責任は回避させてもらう前提で
あくまで理屈のこね合いだけをさせてもらうと(だから気楽に読んで
もらえればいいんですけど)、これまでの流れでいうと日本は「戦争」
にも「平和活動」にも関わらなくていいということになるわけで、その
精神性って結局「日本さえ良ければいい」ってことだと思うんです。

そしてその理屈でいくと、たとえばアメリカとコミットしてF35戦闘機を
製造することも何ら支障はなくなるわけで、「日本さえ良ければいい」
のだったら軍事力は強いに超したことはないし、それがイスラエルに
輸出されようが何の問題もなくなります。

またそれによってアラブ世界などで働く日本人がテロリストのターゲット
になりやすくなるという考えもあるけど、アメリカからイスラエルに輸出
する時点で「だから日本人を誘拐して殺していいんだ」という発想
は逆切れとも言え、理屈の範囲では逃げ切れる。

そう考えると現行憲法に支えられた安全保障や平和うんぬんっていう
思想は表裏一体のところがあって、現行憲法をただ一概に素晴らしい
とだけ解釈するのは難しい面があるように思います。
Commented by shin-yamakami16 at 2013-03-10 22:44
りょう様
国連の「平和維持」活動というと、例えば日本の歴代首相や、現今安倍氏の如く、何か素晴らしいことの様に一面的に美化しがちですが、現在の国連総体が「欧米中心」の権益・利害に関わっていることが多く、ベネズエラ・故チャベスが弾劾した「米国の走狗」的な面も否定し難い所が有ります。現実には、紛争国の内情も弁えず、加盟国の軍隊を派遣しさえすれば問題が片付くといった安易な思考パターンが巣食っており、特にアフリカなどでの数々の失敗例にこと欠きません。今度のシリアでの実例は、何とかフィリピン兵などの救出に成功したものの、「失敗例」の典型でしょう。「武力」で物事を解決しようとすることが好い結果を生まないことは、国連の活動でも同様です。
Commented by りょう at 2013-03-15 19:02 x
話が振り出しに戻りましたね(笑)。

まあそんなことは置いておいて、世界の平和のために
今まで日本は何か特別なことをしてきたのでしょうか?
Commented by りょう at 2013-03-18 19:47 x
話が振り出しに戻りましたね(笑)。

ところで、日本はこれまで世界の平和に対し
積極的に貢献してきたことなどあったのでしょうか?
Commented by りょう at 2013-03-20 16:38 x
先週から送っている書き込みがなぜ無視されるのか甚だ理解
できないのですけど(今までで最も人畜無害の書き込みだったと
思うんだけど)、「沈黙」が戦後日本がしてきた世界に対する
平和貢献の答えである――という「質問」の書き込みだった――
との解釈であるということで話を進めます。

で、あるならば結局日本は世界に対して真剣に向き合って
来なかったということですよね。
つまりは「日本さえ良ければいい」。
――そういう無意識な空気、世論、雰囲気、が今の日本だと。

ただ、だからといって一つの発想として憲法を変えるというのは
極端な例かもしれない。
けれど、ただひたすらに憲法を変えなければそれですべてが
丸く収まると妄信することは世界的視野で物事を考える際の
ふたになっているとは思いませんか?
Commented by りょう at 2013-03-20 16:39 x
どこかの党首ではないけれど、憲法改正=「改悪」という捉え方
しかできない方が居られたり、議論そのものをタブー視し抑圧する。
そんな風潮があるのは否めません。

そしてそのような状況で日本人の意識が国外に出るのは
至難の業でしょう。

憲法を変えなきゃそれでいいという固定観念にはそういった
デメリットがあり、憲法を再定義することによって得られる
メリットも本当はあるはずです。
Commented by shin-yamakami16 at 2013-03-21 22:05
りょう様
戦後日本が世界の為に貢献したことで、先ず挙げられるのは、北方領土など幾つもの国と関わる「領土問題」で、例えば英国の「フォークランド戦争」にような実例と異なり、「戦争放棄」を規定する日本国憲法を遵守する態度を固守し、武力に訴えなかったことです。平和的に物事に対処する外交姿勢は、世界的に評価され、尊敬されてきたのです。日本を軍事的に利用したい願望を抱く米国だけが、自ら作った「平和憲法」を崩すことを求めているのは、破廉恥な「皮肉」です。
Commented by りょう at 2013-03-23 17:23 x
別に軍事衝突をしたいわけではありませんがあえて反対の
立場で書き込ませてもらいます。

先に挙げた理屈のような場合、第三国はともかく当事国で
ある日本人の気持ちはどうなるのでしょうか?

これを身近な話で置き換えるとわかりやすいかと思うのですが、
ある人間とある人間が揉めていた場合、それを見ている第三者は
その当事者同士にたとえどんな問題があったとしても、とりあえず
喧嘩の手を止めたなら「良かったね」という感想になるわけです。
仮に一方が9対1の関係で悪かったとしても。
――まるで喧嘩両成敗。

そういう意味じゃたとえで出てきた「フォークランド紛争」も日本の
新聞は"イギリスとアルゼンチンと両方が領有権を主張している島”
という書き方しかしないでしょ。

よく言えば冷静で第三者的な立場ということなのでしょうけど、
悪く言えばあえてリスクを冒してまで自分の主張をしようとするほど
には興味が無いだけとも言える。結局のところ。
――拡大解釈するならば「日本さえ良ければいい」。
Commented by りょう at 2013-03-23 17:23 x
ただそれはおそらく日本だけではなく――日本だけ卑下するのは
ズルいからね――世界中どこも似たり寄ったりで、イギリスやフランス
のメディアが尖閣諸島を日本と中国、両方の立場で当たり障りなく
書くなんていうことは所詮当たり前の話なんですよ、きっと。

だからそういう日本の姿勢が世界的に評価されることと、当事者の
満足度は別であるし、またどの程度本気で日本を評価しているのか
というのも眉唾なところがある。

もし本当に評価しているのであれば日本人の自尊心を満たすほど
もっと盛大に褒めて欲しいところだ。――褒めて伸ばして(笑)。

どっかとどっかの戦争が終わって「良かったね」程度の感想だったら
嫁姑関係にしか興味がないその辺のおばさんでも言いますよ。

___________________________


あとひとつだけどうでもいいっちゃいいことなんですが、出来ることなら
3月15日と18日の書き込みはどちらかひとつだけでもよかったな~、
なんて思ったりもしました(笑)。
Commented by shin-yamakami16 at 2013-03-25 20:50
りょう様
最近の極東情勢を見ていると、いよいよ第二次大戦後初めての「軍事衝突」の恐れが出て来たようです。朝鮮半島の「歯止めの効かない」北・南・米各国の緊張関係と、「尖閣」を巡る日・中対立は、日本の南部、特に沖縄・九州・中国地方を中心に否応なく、戦火に巻き込む可能性が大きくなった様に思われます。その原因の一端は、日米右翼グループの「対話」拒否の態度と、国連安保理の積極的「平和構築」努力の欠如があります。ただ「成り行きに任せる」大勢順応は、結局のところ、大事に発展してしまう様な気がします。
Commented by りょう at 2013-04-04 20:13 x
ありきたりな一般論としては何か“行動”を起こすべき
なんでしょうね。

そして、どういう行動を取るか選択する以前に議論の段階
で憲法が足枷になっているというのであればそれを改めるべき
――と書けば、おそらく山上さんは嫌なんでしょうね(笑)。

ただ、憲法ってやっぱり起爆剤になると個人的には思う。
世論を巻き込んで侃々諤々国民的議論を巻き起こすには
最もうってつけのツールが憲法であり、そしてそのプロセスを
経ない限り、国際社会に向け日本人が積極果敢に“行動”
を起こしていくことはないんじゃないかなぁ。

そういう意味では、「アメリカ」にかはともかく、最近の若い人にとって
見れば、現行憲法は「(無意識に)押し付け」られたものというのは
当たらずといえども遠からずと言えて、意識的に「てめぇらが決めた
ことだろ!だったら背筋伸ばしてそうなれるように頑張って生きろ!!」
と自覚させるには憲法改正は効果的だと思う。

要は形だけの仏像か、その仏像に魂が吹き込まれてるかの違い?

そういう意味じゃ「自分たちが作って同じような規定になってもいい」
という橋下共同代表の意見には限りなく同感。
Commented by りょう at 2013-04-04 20:16 x
またもっと言えば現行憲法が「日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、
絶対平和という非現実的な共同幻想を押し付けた元凶である」
かは知らないけど、それを「破棄」するという感覚のほうがまだ
理解できる。

何故なら戦争を知らない自分にも、“日本の憲法がアメリカ人に
よって作られているのはおかしい”というのは「理屈」で理解できる
から。
それに比べると「日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という
非現実的な共同幻想を押し付けた元凶である」というのは、石原
共同代表の意見なのだろうけど、どちらかといえば敗戦を経験した
ことによる個人的な「感情」であり、そういう世代を超えた主観のほう
が理解するのは難しい。
――これは現行憲法を押し付けようとする護憲派にも当てはまる
ロジック。

またそう考えると、憲法は「改正」ではなく「更新」とするのが
最も実態感覚に近いのかもしれない。
免許更新じゃないけれど、もう60年以上使ってきたんだから
いっぺん更新してみようよ、みたいな(笑)。

「憲法改正」でも「改悪」でもなく、「憲法更新」。
Commented by りょう at 2013-04-04 20:18 x
そう考えていくと、96条の「3分の2の要件」はむしろ維持したまま、
50年周期くらいで「自動更新」していくのが理想。
「3分の2の要件」はハードルを下げないまま、その50年間の間で
国民、議員が一つになるくらいの大きな事案が発生したときに限り、
その要件をもってして「緊急的」に変えることが可能という形にして。
だから「50年更新」案が採用されるのであれば、むしろ「改正」は
3分の2どころか「4分の3や5分の4」でもいいくらい。

そして、現行憲法からもう50年時間経ってるんだから、とりあえず
今の憲法は更新するのが前提。――で議論する。と、言い切る。

正直これらの案を読んだ議員さんがいたなら、これをパクってもらって
も構わないよ。
参院選そこに投票するから!!
――ま、これを現実にできる仕組みが存在するかは知らんけど(苦笑)。
Commented by りょう at 2013-04-04 20:27 x
また「南北」朝鮮半島の衝突に関して、日本人はもっと積極的に
お節介を焼いても面白いかなぁ、と個人的には思ったりもするん
ですけどね。
不謹慎な言い方になるかもしれないけど、下手したら「日中」関係より
も妄想力を掻き立てられるテーマ?!

でも、相変わらずトバッチリで火の粉が降りかかってこなければそれでいいや
程度のメディアや世論のテンションで・・・・・・。
ここはいっちょ日本人がでしゃばって解決してやるか!!見たいな空気はない
ですね。
――こっちも無責任に言ってるっちゃあそれまでですけど(苦笑)。

ただそれにしてもこれは一体どうしたことか、ってほどの長文だなぁ(苦笑×2)。
Commented by shin-yamakami16 at 2013-04-06 21:16
りょう様
朝鮮情勢は否応なく「危険な傾斜」に向かっています。未だ若い「北」指導者に対して、例えば米国オバマ氏が、外交上の「常識」を超えて、直接「北」指導者との対話に踏み切るという様な、勇気ある行動を取れないのでしょうかね。
 改憲論については、「維新」とかの若造共が、先ず大平洋戦争などの戦争の実態を勉強し直すことから始めなければならず、「押しつけ」憲法論よりも、改憲派の目論みが、結局のところ、欧米諸国などと同様に、「戦争をし易くする」ということにある、という点をしっかり押さえておく必要があります。
Commented by りょう at 2013-04-13 19:19 x
北朝鮮情勢に関してはアメリカと日本で確実に利害がズレ
ている箇所があるというのがポイントだと思います。

オバマ大統領が金正恩氏と会談に踏み切るということは、
現在の休戦協定を平和協定に締結し直し、現体制を
保証するということになるのだろうと思いますけどけど、
そうなるとその場合日本にとって拉致という国家犯罪が
どうなってしまうのかという問題が残ります。

アメリカにしてみれば本土が直接攻撃されなければほかに
細々とした懸念が残ったとしてもそれでいいという合理的
判断もひょっとしたら成り立つのかもしれませんが、日本に
とっての拉致は細々とした懸念ではない。

しかし本当にそういった流れで話がまとまったとき、
アメリカは拉致に関して積極的に手を突っ込んでは
来ないでしょう。
今回もミサイルがアメリカの射程圏に入ろうかというところに
きてようやく本気になって右往左往しているような印象ですし。
拉致に関しても「東アジアの問題は東アジアだけで解決して」
と冷淡に切り捨てるのでは。
Commented by りょう at 2013-04-13 19:19 x
そうなると日本はいかにして拉致を解決するのか――。
本気で拉致被害者を助ける気があるなら、軍事力を背景に
北朝鮮と交渉。
そういう可能性が高まっていくことも、アメリカが一方的に折れた
ことによってもたらされる平和では、考えなくてはならないのでは
ないでしょうか。

拉致など最初から無かったことにして見捨てる、という冷酷な判断
を国民が支持するというのであればそれもひとつの答えであるのか、
とは思いますけど。

ただいずれにしても今北朝鮮はどんな状態なのか、アメリカは
何を考えているのかなど情報は大事ですよね。
そう考えると日本版NSCなんて作るか作らないかというより、
いったいどんなものを作れば有益であるのかで議論したほうが
建設的だという気がします。
ざっくりと「情報が集まるに越したことはないな~」ぐらいの感覚
で言っているだけですけど。
Commented by りょう at 2013-10-13 19:55 x
書くべき方向がズレているかもしれませんが書き込みたいことが
あるので書かせて下さい。


朝日新聞(10日付)の夕刊「素粒子」にこんなことが書かれていた。

「『尖閣をめぐって日本から“歴史”を言い出すと、笑いものにされる』
とカー氏。加害は忘れてきた歴史の中で」

同日付朝刊のインタビューによるアレックス・カー氏の発言を引用した
ものです。
日本人がなぜ尖閣諸島が日本の領土になったのかその経緯を説明
すると馬鹿にされるという一文です。――いったい誰に笑われるかは
主語がないのでよく分からないが。
しかしこの際それはいいです。インタビューのどこに着眼点を置いている
のかも。
Commented by りょう at 2013-10-13 19:56 x
だけど一方では日本が戦後採ってきた安保政策に対し山上さんが
「平和的に物事に対処する外交姿勢は、世界的に評価され、尊敬
されてきた」と言っていたように、朝日新聞社自身も9月28日付の
社説内において安倍首相の「積極的平和主義」という国連演説
等に懸念を表し、

「憲法9条のもと、日本は紛争への直接介入とは距離をおく平和主義を
掲げてきた。その条件下で自衛隊はPKO(国連平和維持活動)に参加し、
高い評価を得てきた」

と言っているわけです。

しかしこれって真っ当に考えればおかしなことです。
戦後日本が採ってきた外交姿勢を一方では尊敬されていると言いながら、
しかし一方では聞く耳すら持ってくれないと言う。矛盾。
矛盾した言説を吐く新聞社。

そりゃあ一口に「朝日新聞」と言っても、中には様々な人がいるとは思います。
――橋下市長が大嫌いな人もいれば、橋下市長が大嫌いな人が取った
行動に首を傾ける人がいることからもわかるとおり。
Commented by りょう at 2013-10-13 19:57 x
でも、だからといって「朝日新聞」と一口に言ってもその中には様々な人が
いるように「国際社会」と一口に言ってもその中にだって様々な人がいるから
と、その全てを唯々諾々と受け入れるというのは違うでしょう。
こちらの反応は受け入れられるけどこのスタンスはおかしいと、自説を述べる
ときはメディアとはいえ取捨選択をしていくべきです。

――まあ朝日信者しか読まないような短文コラムを真正面から批判する
というのもどこか大人気ないような気がするが(笑)。

だけどこういった矛盾を世の中に「だだ漏れ」させることによって、戦争を
知らない世代の中には割り切れない澱のようなものが溜まっていく。
「戦後68年間、自由と民主主義の国を築き上げ、世界の平和と繁栄に
貢献してきた」(菅官房長官)という事実もバカバカしく思えてくる。空しく
思えてくる。
だったら核武装してやろうかと思えてくる…………っていう人も中にはいる
でしょう。
Commented by りょう at 2013-10-13 19:58 x
そういう意味では真に平和やら人権やらを重んじたいのであれば、このような
日本に対する都合のいい「世界」の矛盾こそを日本のメディアは平等に是正
していくべきなのではないかと思うのですが……。

それこそ今問題となっている「ヘイトスピーチ」にしたって、必ずしも現状が
貧乏であるいうわけではないということらしいし。そういったことの蓄積は
あるでしょう。
それこそ極端なことを言えば「朝日新聞を廃刊にする代わりヘイトスピーチ
を止めてください」って言ったらけっこう大人しく止めてくれるんじゃないですか?

朝日新聞に言わせればあの品性下劣な表現方法は筋の通らない
感情論であり、「いじけた優越感」であって、要はただの一方的な悪口
ということだから。
だとしたら何をもってしても「ヘイトスピーチ」を黙らせたいという信念が
仮にあるのであれば、社説等で理屈に沿った説教をかました所で話が
通じないわけで、理屈以外の方法でアプローチを図る覚悟を持つべき
なんじゃないか……なんて。
Commented by りょう at 2013-10-13 19:58 x
それこそ何を置いてでも解決――という結果ありきが正しいというなら、
そこに至るまでのプロセスを棚上げしてでも「政治決着」を断行してみりゃあ
いいよ。

まあ、自分が朝日の記者だったらそんな降って湧いたかのように極端で
不均衡な土下座外交など絶対しないけどね(笑)。
Commented by shin-yamakami16 at 2013-10-13 20:58
りょう様
先日、朝鮮半島の事を書かれておりましたが、最近の金正恩氏の言動を見ると、大分「正気」に戻った様で、拉致・核武装問題も、漸く「話が通じる」関係に戻る可能性が生まれて来たと思います。寧ろ、米国側が
日本「防衛力」強化を求める立場から、朝鮮半島「緊張緩和」を嫌って、「北」との交渉に乗り出さない印象を受けています。
Commented by shin-yamakami16 at 2013-10-13 21:18
りょう様
「朝日』のことが貴殿には大分気に障っておられる様子ですが、小生は新聞社を全く弁護する気はございません。まあ、「昔のことが偲ばれる」程度の状況、つまり多くの点で、言説を引っくり返して来たことで、残念ながら不信感を抱かざるを得ません。
しかしながら、例えば安倍氏の「積極的平和主義」なるものは、憲法の「不戦原理」を偽装的に超越して、「集団的自衛権」を合理化すべく持ち出していることを指摘しなければなりません。このような言動は、中・韓のみならず、国際的に殆ど説得力を持ち得ないと存じます。最近の日本が米国の「忠犬ハチ公」的動きに終始している事実は広く知られ、アフリカ・南米などの多くの国々が日本から離れている様に見受けられます。
Commented by shin-yamakami16 at 2013-10-13 21:25
りょう様
尖閣問題については、日本の「領土問題存在せず」という主張にも拘らず、歴史的に精査・考究するべき「史料的」問題を含んでいる事は、国際的に認知されており、突き詰めれば、「ハーグ」判断を俟つ事が最も公正な解決法と存じます。
Commented by りょう at 2013-10-14 17:44 x
>安倍氏の「積極的平和主義」なるものは、憲法の「不戦原理」を
偽装的に超越して、「集団的自衛権」を合理化すべく持ち出している
ことを指摘しなければなりません。

理論的に詰めて考えたことはないですけど、感覚的にはその通りだと
思います。
なので本来であれば堂々と憲法改正に諮れればいいんでしょうけどね。

またシリアに代表される紛争地域などを解決するに当たり一切の武力
を持たないという前提で解決が図れるのか、またはひたすら武力を行使
し続けたほうがいいのか。
自分にはわかりません。

だけど客観的状況として今回安倍政権が取った行動はある程度
アメリカから距離を取った行動だったのではないでしょうか。
日本には過去にサリンを使用されたという不幸な出来事があった
ことから、アサド政権側、反体制派側どちらがサリンを使用したのか
という分析からではなく、「そもそもサリンが使われたのか?」というところ
から入念に分析したという話もあるらしいですから。
Commented by りょう at 2013-10-14 17:45 x
「NEWS WEB」のツイッターで、アメリカの軍事介入に対しギリギリ
のところで反対の判断を下したイギリスの議会は日本よりも成熟
しているというような意見も来ていましたけど、その何百人の議員
の内いったい何人がサリンのことを解っていたのか?
内々とはいえ少数の専門家による見識がそれに劣っていたとは
必ずしも言えないはずです。

シリアに対しどう振舞えば良かったか(または良いのか)という是非
を置いて言えば、現時点において結果的にアメリカは軍事介入には
至っていないわけで、そういう意味では「日本が米国の『忠犬ハチ公』
的動きに終始」しなかったという実績にはなるんじゃないですか?

だけれどもそういった論調って世の中的にもあまり見ないですよね。
単純にシリアに関する情報にあまり目を通していないというこちら側の
非もありますけど(苦笑)、「安倍=対米従属」ってただのテンプレート
化のようにも見えて……。

――って、丁度そんなタイミングで姜尚中さんが「AERA」誌上で
一連の安倍首相の行動に対し一定の評価を下していたのを見、
姜さんの評価が上がりましたよ。
少なくとも朝日新聞よりは(笑)。
Commented by りょう at 2013-10-14 17:45 x
しかし一方でシリアの惨状に関して言うと、なぜ化学兵器使用の
有無が軍事介入の線引きになるのか、メディアもそれを当たり前の
ように受け入れた形での是非になるのか――一人の日本人として
素朴な疑問でもあります。

だって化学兵器使用以前から10万人規模の死者が出ていたわけでしょ?
その状況で化学兵器を使ったから軍事介入の是非を問うという設問を
立てるということは、化学兵器で死ぬことと、その他銃に撃たれて死ぬ
ことなどとで差をつけているということになる。

となると同じ死に関しても拳銃で撃ち殺されるより化学兵器に巻かれて
死ぬことのほうがより悲劇的で苦しいということ??

だとしたらメディアはそのような検証を科学的、医学的に考察しなければ
ならないと思うのだけれど……。

個人的には今の今まで殺人は殺人であって死因によって差があるなんて
考えたこともなかった。し、この解釈の通りの筋立てで行くなら、この事実は
決して他人事なんかではないはずだ。
なぜならいつ裁判員裁判によって殺し方に優劣の判断を付けなければ
ならない日が来るか判らないわけだからね。
Commented by shin-yamakami16 at 2013-10-15 21:02
りょう様
シリア問題について、一言。米国などが武力介入に踏み切れなかったのは、国内外の強力な「反戦世論」に因るものでしょう。「化学兵器」でシリア政府が大きな譲歩をしたことが「大義名分」として有効に働いたことは確かですが、内戦激化の中、しかも結果的に「アルカイダ」に味方することにでもなれば、誰が見ても結果が最悪のものになることは、火を見るよりも明らかだからです。捕虜を十数人並ばせて皆殺しにしたり、斬首したりする野蛮な「アルカイダ」が反政府軍主流となっているのを見れば、寧ろ「アサド政権」の方がマシだということになります。
日本政府としても、「シリア」で比較的公正な報道をしているNHK辺りの報道を見て、加えて何よりも、命の綱である中東石油生産地の安定を求めて、やや米国とは異にする対応を図ったということでしょう。
Commented by りょう at 2013-10-19 17:43 x
>命の綱である中東石油生産地の安定を求めて、やや米国とは異にする対応を図ったということでしょう。

良い悪いは別にしてそれが独立国家として振る舞った
ということになるのではないのですか?
by shin-yamakami16 | 2013-02-21 12:17 | Comments(34)