世界中で起きている重要な事件、事象についての忌憚なき批判、批評の場とします。


by shin-yamakami16

<   2015年 08月 ( 1 )   > この月の画像一覧

f0166919_1932764.jpg


         支持者と共に「党首選」運動を展開するコービン氏


英国政治「大変動」の予兆

                                  山上 真

 世界経済は、所謂「ブラック・マンデー」株価大暴落を契機として、行き先不明の大混乱に陥ってしまったが、折しも英国では、この9月初めに予定されている英国労働党「党首選挙」で、「市場経済」批判で著名な「反戦・社会主義者」Jeremy Corbyn 氏の当選が発表される可能性が濃厚となっており、2020年英国総選挙でも、ひょっとすると「労働党大勝利」に終わり、こともあろうに「カール・マルクスから大いに学ぶべきものがある」と言う人物が英国首相に躍り出るという「世界的ハプニング」を起こすかも、という話題で騒然としている。

f0166919_19333344.jpg


f0166919_1935115.jpg


 ことの始まりは、既に予定されていた若手男女三人の立候補者では党首選挙の盛り上がりに欠けるだろうという小話から、労働党議員20人が「到底選ばれる筈のない」古参下院議員コービン氏を担ぎ上げて、立候補に必要な推薦人を集めた所からだ。これら推薦人たちは、ついぞ同氏が党首有力候補になるだろうとは思わなかったという。

f0166919_19363590.jpg


 左上 Jeremy Corbyn 右上 Liz Kendall 左下 Yvette Cooper 右下 Andy Burnham の各候補

 ところが「瓢簞から駒」が出てしまった様だ。コービン氏が立候補してから大して時が経たずに、以前から有力党首候補と目されていた男女三人の人物を抜き去って、労働党内「人気投票」でトップの座に躍り出てしまった。「極左のコービンが一体どうして!」というのが驚愕したマス・メディアの一般的印象だ。

f0166919_19425215.jpg



f0166919_19432090.jpg



 7月26日付の『ガーディアン』紙は、「コービニズム」が喝采を浴びている様子を次の様に伝えている。

Maggie Dunn has worked with Jeremy Corbyn since the Winter of Discontent in 1978-79, when they were both officials at Nupe, the now-defunct National Union of Public Employees. She is one of his oldest political friends. On Friday she took a break from the Corbyn for Leader campaign and headed to the Buxton opera festival in Derbyshire.
“It is all very exciting,” says Dunn, who can’t quite believe how, after all the years of singing old tunes that few wanted to hear, Corbynism is now resonating up and down the country with young and old. In Buxton she found herself discussing plans to take state services back under public ownership with a clerk from the House of Commons.
“It does feel unreal. I am having political discussions that I haven’t had for donkey’s years. People are talking about whether we should be renationalising things. It is wonderful.”
She has a grandson at Oxford University who tells her that Corbynism is catching on there, too. “He says they are all wearing Corbyn-for-PM T-shirts. They are struggling to pay for their books and coming out of university with huge debts and here is someone saying he wants a completely different society.”
Corbyn has given young people like me new hope in politics. Labour must listen

<大意>
「マギー・ダンさんはコービン氏と共に活動をやってきたが、最近の大きな状況の変化に驚いている。以前は大した関心を呼ばなかったコービン氏の主張が至る所で鳴り響いている感じだ。彼女の孫はオックスフォード大に在籍しているが、彼の言うことには、学生仲間たちが皆『コービンを首相に』というTシャツを着ているというのだ。彼らは本代を払うのに苦労して居り、*巨額の借金をして大学を卒業することになる。彼らは全く違った社会を望んでいる。コービン氏は若い人々に政治への新たな希望を抱かせている」
*英国大学・授業料は年間、2020年迄に一万ポンド(約190万円)に達すると推定される。

 筆者から見ると、最初から立候補していた人物たち三人については、先の総選挙で失敗した前党首Ed Miliband 氏の実績と知名度と引き較べても、「何だこれは?」という違和感と、話にならない程の空しさしか感じられなかったから、「イラク反戦・社会主義者」として夙に知られているコービン氏の党首候補としての登場には、実際のところ、ほっとするものが有った。これで論戦が面白くなった、という印象を抱いたのは、筆者ばかりではなく、良識に富んだ多くの英国人のものだろうと推察した。ただ、実際の「党首」に選ばれる可能性があるとは、ついぞ考えなかった

  コービン支持者については、先ず 労組 'Unite’ 30,000人を始めとして、官公労 'Unison’などが次々に支持表明をしており、前ロンドン市長Ken Livingstone、前労働党首 Ed Miliband、'celebrity '女優 Maxine Peake、歌手 Charlotte Churchさん などが続々と名を連ね始めている。こうしてコービン氏は7月中旬段階の各種世論調査でトップに躍り出た。

<コービン候補を支持する人々>


f0166919_1946868.jpg


               女優 Maxine Peake さん

f0166919_6241938.png


            下院議員 Diane Abbottさん

f0166919_1950149.jpg


              前ロンドン市長 Ken Livingstone 氏

f0166919_2059016.jpg


               歌手 Charlotte Churchさん

 他候補の間では、党首は「子供の親でなければならない」とか、「男性の方が好い」とかいう低レベルの個人攻撃合戦が批判を浴びているが、特に自慢する様な「学歴」には無縁で、*離婚歴を持つコービン氏は、それら「俗衆」レベルの話には超然として、ひたすら高度な「政治の問題」を取り上げて、至る所で会場に入れない程の聴衆を集めている。例えば、英国は新規更新を迫られて、多大な財政負担を予期されている戦術核ミサイル「トライデント」を放棄するべきだ、という様な重大な問題を、臆することなく訴えている。キャメロン保守党政権が、伝統的に誇るべき「社会保障制度」を、「緊縮財政」の名の下に改悪しようとしている今、軍事費削減を訴え、「弱者切り捨て」政策に敢然として闘おうとしているのは、コービン氏以外に見当たらない以上、若者を中心とした大衆の支持を集めるのは当然の成り行きだ。

f0166919_13293439.jpg


 コービン氏は、労働党・党首に選出されたら、先ずブレア政権が犯した最大の過ち、即ち米国と共に*「イラク侵攻」を行ったことを、イラク国民と英国民に対して公式的に謝罪することを表明した。 
 外交面では、現在米国に左右されているEU・NATOの東欧・ロシア政策を根本から見直し、ウクライナ・ポロシェンコ政権「擁護」をやめて、ロシアとの親善関係を回復する意向の様だ。これは、独・仏を始めとするEU諸国への少なからずの打撃となることだろう。また、「イラク戦争謝罪」に関連して、「イスラム国・IS」に対する軍事攻撃を中止し、「話し合い」による解決策を模索する可能性が強い。既に ’Hamas’ を友人として遇しているコービン路線としては、当然の成り行きかも知れない。このことも、米国政権への衝撃となることだろう。 

 内政面では、現保守党政権の押し進める福祉予算カットなどの「緊縮策」を中止し、鉄道・電力・エネルギー産業など重要部門の「再国有化」政策に転じる方針だ。また、例えばウェールズ地方などの採算可能な炭坑の採掘再開を考慮するという。英国では、「利潤優先」の民営化鉄道の「高運賃・故障多発・乗客サービス劣化」が大きな問題になっており、「再国有化」は一般的に支持されているという。
 「民営化」が大手を振って罷り通っている日本でも、英国と同様の「民営化・弊害」が起こっており、英国の方向は将来的に教訓となるかも知れない。

 コービン氏の「大胆不敵な」行動は、過去の「テロ活動」故に、英国内で必ずしも好感されていない元*IRA活動家・現Sinn Fein 党指導者のGerry Adams氏やMartin McGuiness と、英国議会内で公然と会談・談笑していることでも明らかだ。保守系「チャンピオン」紙『テレグラフ』は、「同志としてコーヒーを啜っている」などと、写真入りで皮肉っているが、コービン氏の行動の動機に、「アイルランド再統一」という大事業構想があることを意識的に無視しているものだ。

f0166919_19523123.jpg


       現 Sinn Fein 党指導者 Gerry Adams氏・Martin McGuiness らと共に

 コービン氏が主張している主な政策は次の通りだ。

 税制・「富裕層への重税」:英国民の約1%を占める年間所得15万ポンド(約3,000万円)以上の富裕層への税率50%課税制度への復帰。加えて、高額所得者への累進課税を考慮。これについては、56%の英国民が支持しているという。
 重要産業の「再国有化」を中心とする ’Corbynomics’ については、『ガーディアン』紙に依れば、英国銀行元相談役を含む40人以上の経済学者・専門家が支持を表明しているという。
 
 核兵器廃棄:1000億ポンド(約19兆千億円)を要するとされる英国「トライデント」核ミサイル・システムの」更新に反対し、大量破壊兵器の廃棄の為に世界的キャンペーンを行う。これについて、64%の英国民が賛成しているという世論調査が出ている。

f0166919_19554518.jpg



f0166919_9162484.jpg

   今年も8月6日「広島原爆」の日に核兵器廃絶を訴えたジェレミー・コービン氏
「核兵器は防衛ではない。核兵器はセキュリティでもない。それなのに依然としてそこにあります。僕たちは1945年に核兵器で命を落とした人々、核兵器の実験で苦しめられた人々のことを思い出し、それは不必要であり、二度と繰り返してはならないと言わなければなりません」ー「ブレイディみかこ」ブログより

 大学授業料無償化:この為に71 億ポンド(約1兆4千億円)を学費補助分とし、30億ポンド(約6千億円)を大学維持費に当てる計画だ。

 最低賃金:現行(2015年)時給6.7ポンド(約1280円)を10 ポンド(約1910円)に引き上げる。

 EU:その中央集権的体質を批判しており、現首相キャメロンがEUをより良い方向—労働者の権利擁護や環境保護、’tax haven’ 「税金回避地」を無くすことや外国への税逃れを阻止することーに向かわせられるかどうかということによって、EUに留まるべきかどうかが判断されるとする。現状では、左派コービン支持者の多くがEU脱退を期待しているが、古くからの労働党員・議員一般はEU残留を支持している。そのバランスを見て、コービン氏は現時点で明言を避けている様だ。当面は「内なる改革」に落ち着きそうだ。

 英国*「イラク参戦」:コービン氏は2003年「イラク戦争」以前から、「反戦連合」指導部の一員として一貫して闘ってきており、この参戦はトニー・ブレア政権の「最悪の遺産」と述べている。世論調査では、参戦支持は37%、反対は43%と出ている。

 英国王制:コービン氏は徹底的な「共和主義者」であり、いずれ王制は廃止されるべきものと考えているが、当面は国民生活に根ざした優先課題に取り組むとしている。

 ‘Falklands’:コービン氏は英国の「フォークランド諸島侵攻」に反対の立場であるが、今後は英国支配下に留まるとしても、アルゼンチンとの話し合いで、「共同利用」を可能にさせる。

 「女性専用車両」:女性への迷惑行為防止の為に日本などが行っている女性専用鉄道車両を設けたらどうか。この提案は交通労組幹部によって支持されているが、他三人の候補によって、「差別・隔離の思想」という烙印を押されて、退けられている。

f0166919_1331173.jpg


 コービン氏は、主張する政策は飽くまで個人的原案に過ぎず、具体的政策は全ての「労働党構成員」が討議を通じて創るべきものであり、労働党幹部や国会議員が主たる作成者となるべきではない、と述べている。

f0166919_19581519.jpg


「コービン党首」で労働党を奈落へ落とすと宣う「イラク戦犯」トニー・ブレア

 ブレア元首相を始め、彼の息の掛かっている労働党主要幹部は押し並べて「コービン登場」を迷惑気に思っており、中には「コービン党首」の下では「保守党政権」が永久に続くことになるという危機感を滲ませている者も居る。要するに「過激派党首」誕生によって、中間市民層が労働党を離れ、ごっそり保守党に投票することになるという訳だ。
 こうした見方は、一見説得力ある様に見えるが、多くの国民大衆が保守党・労働党の「違い」が見えず、後者が最近では特に、キャメロン政権の「緊縮財政」に手を貸しており、公然と*「弱者切り捨て」が罷り通るのを目にしているに衝け、就中青年層が大きく「コービン支持」の声を挙げているのが実情だ。

 マス・メディアは「コービン登場」にどの様な反応を示しただろうか。
 
 進歩的とされる『ガーディアン』紙は、当初「夢想家の無謀な立候補」という扱い方だったが、爆発的支持者を集めていることが判明するや、賛否併記の「慎重な扱い方」に転じている。しかし、社説では労働党本流の女性候補 Yvette Cooperを支持していることが容易に看て取れる。
 しかも、8月30日付の ’Blair’s final plea/ Corbynmania is “Alice in Wonderland” politics’ —「ブレアの最後の訴え:コービン熱狂者は『不思議の国のアリス』政治の虜だ」掲載に見られる様に、3回に渉って「左翼コービン登場」を激しく揶揄・批判する「ブレア主張」を紹介している意図は明らかだ。
 なお、ブレア元首相が異常な程に対コービン「攻撃的」な理由は、コービン氏が党首になった暁は、イラク参戦を行ったブレア氏を「戦争犯罪者」として、訴追する意向を示唆しているからだろう。

 『テレグラフ』は、初めからトップに「コービンこき下ろし」記事を掲載し、「噴飯もの・立候補」→「危険な動き」→「諦念」といった変化を論調に披露しているが、コービン氏が「イラク謝罪」を口にするや否や、当時「イラク参戦・賛成」の論陣を張った「深い罪」を追及される危険を感じ取ったのだろうか、今や「大人しい批判」に変わって来ている。

 伝統保守『タイムズ』紙は、『テレグラフ』紙と同様に、「反コービン」であるが、後者程にヒステリックに「危機感」を露にせず、却って労働党の「後退」に資するだろうと見ている様だ。

 革新派『インディペンデント』紙は、一般紙で唯一最初から「コービン登場」に肯定的評価を与えており、党首選4候補に対して、最も客観的な紙面構成を行っているように見受けられる。

 この他、労働党「機関誌」的 ’New Statesman’ 誌は、ほぼ『ガーディアン』紙と同様の誌面構成を行っていたが、矢張りコービン「高揚」に従って、同氏についての肯定的取材姿勢に変わって来ているのは、若年層読者の「コービン傾斜」を意識しているからだろう。

f0166919_13334916.jpg


f0166919_1411669.jpg


 今度の労働党・党首選挙を契機に、5月以来党員数が40万人増え、総党員数は、以前の三倍の60万人以上に達するという。所謂「コービン効果」の顕著な表れと見られる。
各種世論調査に依れば、現時点で Corbyn 氏は53%の支持を獲得し、二位候補に32%の差を衝けているという。

 8月14日から投票が始まった労働党・党首選挙は9月12日に結果発表が行われる予定だ。その結果が事前予想通りになるか興味津々というところだが、資本主義「元祖」英国の「大変革」が緒に就くことになれば、それこそ「世界史的意義」を持つことになるだろう。   (2015.08.30)

<注> 1. イラク侵攻:2003年サダム・フセインがイラク国内に「大量破壊兵器」を所有することが英国など欧米にとって脅威であるという「虚偽」の主張で同国に侵攻して、少なくとも22万人のイラク市民が死亡し、英国兵149人、米国兵4426人の戦死者を出した。この「戦争犯罪」行為について、ブッシュ・ブレアなど当時の米・英指導者たちは、公式的に「誤り」を認めていない。
—<本ブログ2013.03.29 付「イラク侵略戦争から10年—悲劇の過去・現在・未来」>参照されたし

f0166919_20412034.jpg


           キャメロン保守政権の身障者手当削減に抗議する人々

2.「キャメロン・弱者切り捨て」政策: この8月26日に政府監視機関の要求に応じて、「2011年12月から2014年2月に掛けて、精神・身体障害者が労働可能と判断されて手当を打ち切られた結果、2,380人が死亡した」という統計資料が公表された後、労働党首候補コービン氏は、労働・年金担当相 Iain Duncan Smith 氏の責任を追及し、辞任を要求したという。
  
3. 「コービン離婚暦」:'Daily Mail' などが伝える所に依ると、Corbyn 氏は11歳の息子 Ben の進学先問題で、12年間連れ添った妻 Claudia Bracchitta さんとの離婚に踏み切ったという。コービン氏はかねてから息子を「競争」には無縁の 、近くの 'comprehensive school' に進学させたいと思っていたが、妻 Claudia さんは、余り「評判の良くない」公立校よりも、伝統的で試験を経て入学する 'grammar school' への息子の進学を望み、コービン氏の「平等社会」を重んじる「信条」と衝突した様だ。なお、妻 Claudia さんもチリ出身の左翼活動家だったという。 (2015.09.02)                    
⒋ 9月12日付の英国各紙は一斉にトップで、コービン氏が59.5% の得票率で労働党党首に選出されたことを、衝撃的に伝えている。
(2015.09.12)

<写真> The Guardian, The Independent, The Telegraph, New Statesman, Morning Star, The Mirror

     <参考資料>
1. 'The Guardian'

This is like Stop the War with bells on’: Jeremy Corbyn team shocked at momentum
Veterans of decades of campaigning, they expected to see their candidate abused and dismissed. Instead, they’re struggling to keep up with a flood of volunteers
Jeremy Corbyn on his way to a radio Labour leadership hustings in London. Photograph: Rex Shutterstock
Toby Helm Political editor
Sunday 26 July 2015 00.04 BST
Last modified on Sunday 26 July 2015 01.22 BST
Maggie Dunn has worked with Jeremy Corbyn since the Winter of Discontent in 1978-79, when they were both officials at Nupe, the now-defunct National Union of Public Employees. She is one of his oldest political friends. On Friday she took a break from the Corbyn for Leader campaign and headed to the Buxton opera festival in Derbyshire.
“It is all very exciting,” says Dunn, who can’t quite believe how, after all the years of singing old tunes that few wanted to hear, Corbynism is now resonating up and down the country with young and old. In Buxton she found herself discussing plans to take state services back under public ownership with a clerk from the House of Commons.

2. 'The Guardian'
Jeremy Corbyn wins economists’ backing for anti-austerity policies
Former adviser to Bank of England among signatories to letter dismissing criticism of economic plans, saying they are ‘not extreme’
Jeremy Corbyn’s economic policies have received the backing of more than 40 leading economists. Photograph: Christopher Thomond for the Observer
Daniel Boffey Policy editor
Saturday 22 August 2015 21.00 BST
Last modified on Saturday 22 August 2015 22.27 BST
More than 40 leading economists, including a former adviser to the Bank of England, have made public their support for Jeremy Corbyn’s policies, dismissing claims that they are extreme, in a major boost to the leftwinger’s campaign to be leader.
The intervention comes as the Corbyn campaign reveals that a Labour government led by the MP for Islington North would reserve the right to renationalise Royal Bank of Scotland and other public assets, “with either no compensation or with any undervaluation deducted from any compensation for renationalisation” if they are sold at a knockdown price over the next five years.
The leftwinger’s economic policies – dubbed Corbynomics – have come under sustained attack in recent days, including by members of his own party, with Andy Burnham warning his party in an interview with this paper not to forget the lessons of the general election about the importance of economic credibility.

3. Le Monde
Grande-Bretagne : Jeremy Corbyn bouscule le Labour sur sa gauche
LE MONDE | 12.08.2015 à 06h53 • Mis à jour le 14.08.2015 à 00h07 |
Par Philippe Bernard (Londres, correspondant)
Personne n’aurait misé un penny sur Jeremy Corbyn, lorsque s’est ouverte, à la mi-juin, la primaire du Parti travailliste qui doit désigner le successeur d’Ed Miliband, démissionnaire au lendemain de son échec aux élections législatives du 7 mai. Les trois candidats considérés comme sérieux ne l’avaient aidé à obtenir in extremis les parrainages nécessaires que pour affaiblir leurs adversaires.
Presque deux mois plus tard, alors que le vote s’ouvre vendredi 14 août – il sera clos le 10 septembre –, M. Corbyn, 66 ans, député du quartier londonien d’Islington depuis plus de trente ans, considéré comme un dinosaure gauchiste par l’establishment du Labour, fait la course en tête. Mardi, un sondage YouGov lui attribuait 53 % des voix, 32 points de plus qu’Andy Burnham, un proche d’Ed Miliband, et 35 points de plus que la candidate modérée Yvette Cooper. Quant à Liz Kendall, qui se réclame de l’héritage centriste de Tony Blair, elle plafonne à 8 %. Nombre de militants travaillistes se sont sentis humiliés par la pique de l’ancien premier ministre, désormais très décrié : « Ceux dont le cœur penche pour Corbyn ont besoin d’une transplantation », avait ironisé M. Blair.
« L’antidote au virus Blair »
Alors que l’échec du Labour aux législatives est généralement attribué à un positionnement trop à gauche, l’émergence de l’un des rares députés à s’affirmer « socialiste » dans un pays où ce mot équivaut à un chiffon rouge, est considérée comme suicidaire. La presse de gauche a d’ailleurs longtemps traité M. Corbyn avec condescendance, attribuant sa popularité à la mode du vintage et au profond désarroi consécutif à l’échec électoral.

by shin-yamakami16 | 2015-08-30 20:02 | Comments(0)