仏軍演習で大火
2009年 07月 23日
「軍隊の愚かさ」露呈
山上 真
7月23日、フランス・マルセーユ東部郊外での仏軍爆撃演習中に火災が発生、1,300ヘクタールの山野を焼き、一家屋を焼失させ、周囲数百人の住民を避難させる事態となった。
この不祥事に接して、モラン国防相は現地指揮官を停職にし、フィヨン首相と共に急遽現地視察を行うことにしている。自国軍の「愚劣な所業」に苦り切っているようだ。
フランス南部は毎年と言ってよい程、異常乾燥による山林大火に見舞われている。自然発火の他、放火など人為的なものが多いのだが、国民の生活を「安全にする軍隊」の不注意が原因となると、人々は呆れ果てるばかりだ。
500人程の消火隊の動員によって、火災は鎮火に向かっているようだが、強風の予報が出ており、予断は許されないようだ。 (2009.07.23)
<写真> Le Figaro, Libération, Daily Mail
by shin-yamakami16
| 2009-07-23 22:26