世界中で起きている重要な事件、事象についての忌憚なき批判、批評の場とします。


by shin-yamakami16

ウクライナ内戦:マレーシアMH17機「撃墜」の真相は?

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               マレーシアMH17機・残骸 ー'AFP'


繰り返される戦争の「悲劇・連鎖」
                            
                              山上 真

 筆者は偶々深夜一時半頃、用足しに起きて、いつもの習慣から、多分NHKだったと思われるTVのズイッチを入れたところ、字幕テロップで「マレーシア航空機撃墜?」という風な文字を目にした。最初は,この前のインド洋で行方を絶ったマレーシア機のことかと勘違いしたのだが、「撃墜」ということではおかしいと思い、改めて「ひかりTV」 の ‘BBC News’ を点けてみると、ウクライナ東部での「マレーシア航空機・墜落」事件を、’Breaking news’ (臨時ニュース)として大きく報じていた。そこでは、ロシア・メディアが既に「撃墜」という言葉を使って報じていること、一方、ウクライナ政府が「親露派・ロシアの仕業」としていることを伝えていた。

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 その後のBBC ニュースでは、作戦中のウクライナ空軍機がマレーシア機をミサイルで撃ち落としたのをロシア軍がレーダーで捕捉していた、とするロシア当局の見解を伝える一方、ウクライナ政府軍は「親露派」が 地上 ’Grad Missile’ を使ってマレーシア機を撃墜した「航跡」をレーダーで捉えたとする報道をした。
 これに対して「親露派」司令官は、「我々は高度一万メートルを超える航空機を撃ち落とせる手段は持ち合わせない」としてきっぱり否定した。

 BBC の報道では僅かな写真しか示さないので、筆者が最近, ‘I phone’ で時々観ているニュース専門TV『ロシア24』を出して見たところ、マレーシア機・墜落現場の生々しい映像を映し出していた。

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 後に分かったことだが、「墜落」は日本時間17日午後11時過ぎであった、しかし、現場では3時間程経ってもあちこちで火が燃えており、黒焦げの破片が数百メートル四方に集中的に散らばっていた。筆者から見て、同機は超高空で分解したのではなく、墜落直前まで、ほぼ原型を留めていた様に見えた。

 乗客・搭乗員298人・民間航空機「撃墜」ということになれば、「これは大変なことになった」と思いつつ一寝入りして、再び5時過ぎに起きてみると、当然のこと乍ら、国際的な各TV局がトップで、マレーシア機「墜落」または「撃墜」という報道をしていた。

 アムステルダム発クアラルンプール行きのMH17機には、オーストラリアで開催予定「エイズ学会」関係者、オランダ・米国などの多くの欧米人・子供たちが乗り合わせていたという。

 無残かつ荒涼たる事故現場には、いち早く「親露派」の人々(その多くは炭鉱夫)が駆けつけ、広範囲に散らばっている遺体の捜索を始めていた。

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 墜落原因の究明に欠かせない’Black Box’ は比較的早く、「親露派」が確保したと言われたが、その後、この話は否定されて、錯綜している。

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  何故MH17機が、戦場となっているウクライナ東部・危険空域の飛行を許可されていたかという点については、仏*『フィガロ』紙や、TV ’France 2’、英国*『インディペンデント』紙などで疑問を呈されている。事故直後にマレーシア航空を始め,全ての航空会社がウクライナ空域ルートを避けるという変更を行った事実でも分かる様に、もし、もっと早くウクライナ政府や当該国が「戦場を避ける」決定を行っていれば、悲劇は未然に避けられた筈である。

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 7月18日付 ‘Le Figaro’ 紙 Survol de l'Ukraine : une erreur d'appréciation des autorités ? —「ウクライナ上空飛行:当局の理解エラーか?」
<要旨>
 「マレーシア航空ボーイング777 ・MH17機は公認されたウクライナ・ルートL980を、他の多くの航空会社と同様に飛行していた。ロシア・アエロフロートだけは、紛争当初からウクライナ上空を避ける航路を選択し、他には、クリミア・ロシア併合以後の今年3月から、大韓航空機など4社が南寄りの航路を採っていた。この他の多くの航空会社の場合、何の航路変更も勧められていなかったが、フィガロ紙がMH17機事件について『エール・フランス』に問い質したところ、漸く、同社航空機がウクライナ紛争地域を避けた南・北ルートに変更して、アジア方面に向かうことにしたという説明を受けた」


 日本メディア、特にTBS・TVの18日夕方の番組は,如何にも一方的感情掻き立ての報道で、聴くに耐えなかった。報道機関は、とにかく事実を客間的かつ冷静に伝えるべきだ。
 その前18日昼頃のTBS・TVでは、 「評論家」の一人が「ウクライナ政変後にロシアの領土が広がってウクライナを更に割譲する形がまずい」という趣旨の発言をしていたが、こうした見当違いの見方が日本などで大手を振って罷り通っていることが問題だ。

 真相は、「マイダン革命」なるものが、600万以上の東部ロシア系住民を全く無視する形で、「ウクライナ語公用語化」を強制し、東部の反対を他所に「EU加盟」を強行しようとしているところに起因している事実に無知か,わざと「忘れている」ことだ。そこから、「生存権」を脅かされたと感じた東部住民の「反体制」運動が、キエフ指導部に対して始まったということである。キエフ指導部は、「説得」の為の時間を取ること無く、最初から「力ずく」で東部に対した。それ故に,東部住民は、「抵抗権」を発揮して、致し方なく武装防備に追い込まれたと言えるだろう。

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 7月18日のANN・10PM「ニュース・ステーション」 でも、ウクライナ政府や米国オバマの説明などをそのまま肯定的に報道した上で、ほぼ断定的に「親露派の仕業」とする。

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                小原凡司氏(元海上自衛官・東京財団)


 ただ一つだけ、NHK10時台『国際報道』で、小原凡司氏(元海上自衛官・東京財団)が、日本・欧米での大方の見方、即ち、「親露派」が ’Buk Missile’ を使って マレーシアMH17機を撃ち落とした、という見解を採らず、

 「Buk システムを『親露派』が手に入れても、短期間で操作出来る様になるのは不可能であり、最も可能性があるのはウクライナ政府軍で、それも多くの部隊は、実際にはレーダー操作など習熟しておらず、操縦し損なってMH17機を撃墜してしまったのではないか」

と語って、NHKキャスター2人を驚かせていた。この大胆な見解には,筆者も少なからず驚いたのであるが、偶々接した* ’The Moscow Times’ (7月18日付)
の、’Soviet Era Buk Missile at Center of Ukraine Plane Tragedy’ 「ソ連時代のBuk ミサイルがウクライナでの航空機悲劇の焦点になっている」という見出し記事に於いても、小原氏と同趣旨の見方を示していた。

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‘RIA Novosti quoted a source as saying a Ukrainian army battalion had a Buk system deployed near the city of Donetsk a day before the crash and the missile likely came from that system.’


 欧米メディアの多くは、一般的にこれまでの「ウクライナ」支持を反映して、事実上「親露派の仕業」という印象を与える報道姿勢に終始している。

 ただ、フランスの『ヌーヴェル・オプセルヴァツール』は、それとやや距離を置いて、客観的報道に徹していた。

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 幾つかの報道を纏めると、ウクライナ政府当局はマレーシア航空に事実上の飛行許可を与えており、「高度一万メートル以上は安全」とした。
 ところが、親露派がウクライナ軍保有の’Grad Missile’ 一台を盗んで持っていたとして、それを用いて「マレーシア機を撃墜に及んだ」—<BBC news>と述べていたが、つまり、’Grad‘ミサイルの射程を知り乍ら、その危険性を予めマレーシアに通告していなかったということをウクライナ当局は自ら暴露している。

 「撃墜」だと仮定した場合、次のケースが考えられる。
1. ウクライナ政府軍戦闘機が作戦中、誤作動などでミサイルが「誤って」マレーシア機に当たってしまった。

2. 政府軍から奪ったとされる「親露派」’Buk Missile’ が「ウクライナ政府軍・輸送機」と勘違いして、マレーシア機を撃墜してしまった。「親露派」側に意図して民間航空機を撃ち落とすことの「動機」は何も無いだろう。

3. ウクライナ政府軍内・過激派分子(Sbovoda 又は右派Sector)が、政府の内諾を得てか、或は独自に、親露派・ロシアに「決定的打撃」を与えるべく、密かに親露派支配地域内に進入し、「親露派の仕業」に見せかけて、計画的にマレーシア機を高性能ミサイルで撃墜した。

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 3.のケースは、今年2月のキエフでの「クーデター」のきっかけが「過激分
子」の発砲から始まったとされる事件を思い起こす時、その可能性を排除出来ないであろう。キエフ政府軍内の「ネオナチ」分子は、オデッサの労働会館での「親露派38人殺害」焼き打ち行為を見ても、文字通り「手段を選ばぬ」行動に走る恐れがあるのだ。

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 オバマもプーチンも、今度の事件を徹底的に究明することで一致している。
マレーシア機の ’voice recorder’を回収したと一時言われた「親露派」も、事件捜査に協力することを表明している。いかなる「陰謀」をも決して許さない,或は「成功させない」徹底捜査が期待される。

  撃墜したとされる側が「親露派」らしいという情報に接して、7月18日ポロシェンコ「大統領」は悲劇を他所に勝ち誇った様な調子で、「これで親露派の正体が分かっただろう」という挨拶を外国メディアに対して行ったが、自らのウクライナ東部「武力行使」という行動が、悲劇の根っ子にあることを隠している。

  戦争というものには、誰も予期し得ない「悲劇」が常に付きまとっている。それが意図されたかどうかに拘らず、事件が起こってしまう。だからこそ、戦争に訴えることなく、たとえ長い時間を要しようとも、飽くまで平和的な交渉・「話し合い」に徹して問題の解決を図ることが求められている。 (2014.07.19)


                      <追記>
1. 今朝 (7月28日) 放送のロシア'RTR' に依ると、ロシア南部ロストフ地区に、約40人程のウクライナ政府軍兵士が「同国人とは戦いたくない」という理由で投降してきたという。若い兵士たちが倉庫の中で座り込んでおり、顔を映させた一人は「戦闘・作戦中に一食分を5日に分けて食べなければならなかった」というウウライナ軍の悲惨な行軍事情を語って、戦意を失ったことを告白していた。そして、ウクライナに帰還した際にどんな処遇が待っているかも知れないが、一日も早く故郷に帰りたいと言う。そこでは、ロシア軍が彼らの人道的援助を行っており、「意思を尊重して」近くウクライナ国内に送還するという。
 筆者から見て、この状況は先日の「イラク・政府軍敗走・壊滅」の図を彷彿とさせた。無理な戦争には,必ずと言っていい程、こうした状況が現出するものだ。「宣伝戦を重視」するというキエフ政権にとっては、味方の兵士が逃げ出すという絵だけは見せたくなかった訳で、「戦争の大義」を失わせる非常事態だ。 (2014.07.28)

2. 今日7月24日付仏『ル・モンド』紙の報道に依ると、国際人権団体'Human Rights Watch' はウクライナ東部ドネツクで、キエフ政府軍が多連装ロケット'Mass Grad'を発射して多数の市民を殺傷している事実を摘発し、「戦争犯罪」の疑いがあることを近く公表するという。
 これ迄に 'HRW' など西側人権団体は、親露派の「誘拐・拷問」などを告発しているが、キエフ政権側の「犯罪行為」をクローズ・アップさせるのは初めてのことだ。

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Le Monde'
En Ukraine, l'armée accusée d'avoir tué des civils à Donetsk
Le Monde.fr | 24.07.2014 à 12h17 • Mis à jour le 24.07.2014 à 12h27 |
Par Marion Van Renterghem (Donetsk, envoyée spéciale)
Contrairement à ce qu'affirment les autorités de Kiev, des indices concordants révèlent que l'armée ukrainienne est responsable de certaines attaques sur Donetsk et à l'origine de tirs de roquettes ayant causé la mort de civils.
C'est la conclusion d'une enquête de l'organisation non gouvernementale Human Rights Watch (HRW) dans la capitale du Donbass contrôlée par les rebelles séparatistes prorusses et que les forces ukrainiennes tentent actuellement de reprendre. Le rapport de HRW sera rendu public vendredi 25 juillet.
L'usage répété de roquettes « mass Grad » en direction des villes constitue une violation des lois internationales et humanitaires et peut aller jusqu'à la qualification de « crime de guerre ».
(2014.07.24)

3. 今朝7月23日6:06分の'BBC World' のBreaking News に依ると,米当局者はこれ迄主張していたロシアの「MH17機撃墜」関与説を取り消し、親露派勢力が「多分誤って」撃墜したと述べたという。この米「声明・変更」は何を意味するのか?昨日のプーチン声明「親露派に対して影響力を行使する」に呼応したものだろうか? 
  一方、6:23 のロシア・'RTR' (NHKBS1) ニュース は、ロシア国防省が「ウクライナ・スホーイ戦闘機が高度6,000メートルで機首をマレーシア機に向かって傾けて、ミサイル2発で撃墜した」という詳細な説明をしていた。
 同日付仏『リベラシオン』紙は、米政府高官が「MH17機は多分『誤って』親露派によって撃墜されたのだろう」として、ロシアの関与を初めて否定したという。その記事では更に、「たとえ親露派支配地域からミサイルが発射されたとしても、誰がボタンを押したのか迄は分からない」としている。なお、'Black Box' は昨日無事に親露派「共和国」首相からマレーシア当局に引き渡された。

仏'Libération' 紙
Le vol MH17 a sans doute été abattu «par erreur»
AFP 22 JUILLET 2014 À 23:30 (MIS À JOUR : 23 JUILLET 2014 À 01:01)
Le vol MH17 a peut-être été abattu «par erreur», au-dessus de l’est de l’Ukraine, par des séparatistes prorusses mal entraînés, selon de hauts responsables des services de renseignement américains mardi. «L’explication la plus plausible c’est qu’il s’agit d’une erreur» et que le missile a été tiré «par un équipage mal entraîné», alors que le système utilisé --une batterie de missiles sol-air de fabrication russe Bouk-- demande un certain savoir-faire et de l’entraînement, a indiqué un haut responsable du renseignement américain qui a requis l’anonymat.
En revanche, même si le missile a été tiré d’une zone contrôlée par les rebelles, il est pour l’heure impossible de dire qui «a appuyé sur le bouton» et pourquoi, a ajouté ce responsable. Il a souligné par ailleurs que les services de renseignement américains n’étaient pas en mesure de dire si des Russes étaient présents sur la batterie au moment du tir ou non.
Les services n’ont pas non plus de preuves que les Russes aient formé les séparatistes à l’usage du Bouk, un système anti-aérien relativement moderne et sophistiqué. Au total, 298 personnes, dont 193 Néerlandais, se trouvaient à bord du Boeing 777 de la compagnie Malaysia Airlines qui s’est écrasé jeudi dans l’est de l’Ukraine, dans une zone contrôlée par des séparatistes prorusses. ーAFP     

英国'The Telegraph'紙ー「米国情報筋:MH17機・撃墜とのクレムリン関与無し」
MH17: no link to Kremlin in plane downing - US intelligence
Officials say no evidence of direct Russian government involvement
By AP11:33PM BST 22 Jul 2014
Senior US intelligence officials have said that Russia was responsible for "creating the conditions" that led to the shooting down of Malaysia Airlines Flight 17, but they offered no evidence of direct Russian government involvement.
The intelligence officials were cautious in their assessment, noting that while the Russians have been arming separatists in eastern Ukraine, the U.S. had no direct evidence that the missile used to shoot down the passenger jet came from Russia.  <後略>
(2014.07.23)

4. 今晩(7月21日)10:25分頃の'BBC World' Breaking News 「臨時ニュース」に依ると、ロシア国防省は、MH17機事故直前に、1機のウクライナ戦闘機がMH機の3から5キロ以内で飛行していた事実を衛星画像で捉えていたことを明らかにして、ウクライナ政府に説明を求め、米国との共同調査を申し入れていることを公表したという。また、ロシアはいかなる'Buk Missile'もウクライナに持ち込んでいないことを再度明言した。–関連・参考資料1 ,2ー'The Guardian' 紙

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(2014.07.22)

5. 今のところ,憶測に過ぎないだろうが、「NATO(or キエフ政権)がプーチン('BRICS'会議から帰国途上)を殺そうとして、相似機体のMH17機を間違えて撃ち落とした」という噂が広まっている。両機とも、ほぼ同時刻に比較的近い空域を飛んでいたとされる。この件について、ロシア『プラウダ』紙は、次の様に述べている。http://english.pravda.ru/pix/logo-print.gif
MH 17: Some conclusions - Did NATO try to murder Putin?
19.07.2014 02:11
Questions
1. The story of the Ukrainian Air Force fighter jets reportedly seen accompanying MH17, the fact that eye witnesses claim they heard shots before the explosion and the taking over of Air Traffic Control by unknown persons (2);

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                ロシア・プーチン搭乗機

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                「撃墜された」マレーシアMH!17機

2. The rumors that President Putin was believed to be flying over the same route at the time: Malaysia Airlines confirms "A flight from a different carrier was on the same route at the time of the MH17 incident" (1). Sources who have asked not to be named have claimed that the Russian President's aircraft has very similar contours and coloring to MH17 and that both aircraft intersected at the same point and altitude at a similar time. It was 200 miles behind MH 17. In the event it did not fly over Ukraine, but the trajectory could have fooled those who wanted to murder President Putin. NATO?;  <後略>
(2014.07.22)

<写真> The Independent, The Guardian, Lee Monde, Le Nouvel Obs. , Le Figaro,
The Moscow Times
 
               <参考資料>
1. 'The Guatdian'ー「ロシアはMH17機を撃墜したと疑われている反政府親露派を支持しているという主張に反撃」ー「プーチン氏は惨劇の責任はキエフが負わねばならないとし、西側が政治的利益を狙って航空惨劇を利用していると主張」
Russia hits back at claims it supported rebels suspected of downing MH17
Vladimir Putin still blames Kiev for disaster in eastern Ukraine and claims west is using air atrocity for political gain
Alec Luhn in Moscow
The Guardian, Monday 21 July 2014 20.10 BST
<前略>
Over the weekend, the defence ministry released 10 questions for the Ukrainian government which implied that Kiev was covering up evidence pointing to its own culpability. At a briefing on Monday, the defence ministry presented what it said was evidence suggesting that Ukrainian warplanes or air defence forces could be to blame, lambasted the west for "unfounded accusations" against Russia, and hinted at a possible conspiracy involving the United States.
<後略>

2. ‘Le Figaro’
Survol de l'Ukraine : une erreur d'appréciation des autorités ?
HOME ACTUALITE INTERNATIONAL
Par Fabrice AmedeoMis à jour le 18/07/2014 à 20:04 Publié le 18/07/2014 à 15:59
Hipanema
En survolant la région de Shakhtarsk jeudi, le vol MH17 n'a bravé aucune interdiction, ni commis d'erreur. Le champ de débris de l'appareil est en effet suffisamment proche de la route empruntée par le vol pour ne pas laisser de place au doute. Le Boeing 777 de la Malaysia opéré en code share (commercialisé conjointement) avec KLM a suivi la route L980 qui était encore autorisée jeudi après-midi à la circulation aérienne pour l'immense majorité des compagnies de la planète. En effet, seule la Russie avait interdit la zone de vol à ses avions de ligne: une décision qui concernait donc Aéroflot. Par ailleurs, seules les compagnies coréennes Korean Air et Asiana, la compagnie australienne Qantas et la compagnie taïwanaise China Airlines ont modifié le parcours de leurs avions début mars lorsque les Russes sont arrivés en Crimée.
Mais aucune instance internationale n'avait émis la moindre recommandation, ni aucune autre compagnie aérienne dérouté ses vols. Chez Air France, aucune décision n'avait été prise mais les pilotes, interrogés vendredi sur le sujet par Le Figaro, faisaient valoir le fait qu'aucun vol de la compagnie tricolore ne survolait la zone. «Pour les vols vers l'Asie du sud est, Kuala Lumpur, Bangkok, Saigon ou encore Singapour, nous empruntons une route plus sud, au sud de la Crimée, explique un commandant de bord d'Air France. Pour Moscou ou Tokyo, nous passons beaucoup plus nord et pour le reste, nous n'allons ni au Kazakhstan ni en Mongolie». En revanche, les vols de KLM à destination de l'Asie du sud est, avec un décollage plus nord que le décollage de Roissy Charles de Gaulle faisaient passer au-dessus de la zone de conflit.

3. ‘The Independent’
Malaysia Airlines flight MH17 crash: Why was a passenger plane flying over a conflict zone in Ukraine?
Loss of flight MH17 shows that the confidence in the immunity of passenger planes in conflict zones was tragically misplaced
Simon Calder
Thursday, 17 July 2014
The Boeing 777 downed in Ukraine with the loss of 295 passengers was flying just 1,000 feet above a “no-fly” zone covering the troubled region, The Independent has learned.
Malaysia Airlines flight MH17 was on a routine flight from Amsterdam to Kuala Lumpur when it crashed, apparently after being hit by a missile.
<後略>
by shin-yamakami16 | 2014-07-19 19:51