世界中で起きている重要な事件、事象についての忌憚なき批判、批評の場とします。


by shin-yamakami16

米国・キューバ国交「正常化」:ローマ法王の「世界平和」への努力結実

f0166919_20321781.gif



オバマ大統領・最後の「善政」:移民法改正・CIA 拷問廃止・キューバ封鎖中止

                             山上 真

 今朝・12月19日 ’BBC World’ ニュースの女性キャスター・Katty Kay の一言:‘A New Era ! ‘「新時代ね!」が全てを象徴している。

 昨日全く唐突に、米国・キューバ両国の「国交正常化」交渉開始が、オバマ大統領とラウロ・カストロ議長の同時発表という形で明るみにされ、世界を驚かせた。

f0166919_2012555.jpg


 最終的な決定は、両氏の間の45分間の電話での交渉で、キューバ側に「スパイ容疑」で拘束されていた米国政府援助要員Alan Gross 氏の釈放をキューバ側が受け入れたことで、結着したという。

f0166919_2016558.jpg


12月17日、「人道的理由」でキューバから解放された米国人「スパイ容疑者」Alan Gross 氏

f0166919_20351100.jpg


   12月17日キューバ首都ハバナ:米国によるキューバ情報員釈放を喜ぶ市民ー'ロイター'

 英国『ガーディアン』紙に依れば、両国の交渉は密かに2013年にカナダで開始され、先ず、交渉前進の障害となっている米国側2人、キューバ側3人の「スパイ容疑者」交換問題に焦点が当てられた。

f0166919_2072599.png


 注目されるのは、この段階からフランシスコ・ローマ法王が「仲介役」として、ヴァチカンで両国側の使者と会っていたという。アルゼンチン出身のフランシスコ法王は、若い頃から「貧困と戦争」の問題に注意を向け、富める国・米国と「社会主義国」キューバの激しい対立の行方に特別の関心を抱いていた様だ。

 オバマ大統領が、その任期後半で「移民法」改革・「温室効果ガス制限」・CIA「拷問禁止」などで、これまで反対派・共和党を意識して留保していた態度を積極策に転じている気配が濃厚になっている。今度の対「キューバ」策も、フランシスコ法王の「道徳的権威」を借りて、キューバ「制裁」継続派を説得して交渉に乗り出すことが出来ると踏んでいる様だ。

 筆者は2009年1月4日付のブログ「キューバ・革命50年の光と影」の中で、次の様に書いた。
  
                   ・  ・  ・
 嘗ては孤立化が目立ったキューバは、先に述べたようなラテン・アメリカ諸国の変革の波に助けられているが、その対外的環境を一層明るいものにしているのは,他ならぬ米国新指導者バラック・オバマの登場である。キューバ国民は言うまでもなく、ラウル・カストロも「密かに」歓迎しているようだ。
 オバマ氏は、大統領選挙戦最中に、「キューバ指導者との対話の必要」を唱えて、対立候補者マケイン氏に激しく攻撃されていた。オバマ氏は、「経済制裁解除」の条件として、政治犯釈放と複数政党制度の実現をキューバ側に求めているが、当面は、「旅行制限」の一部解除の上、対話路線を続ける方針を変えていない。
 最近の情報では、ExxonMobilなど、米国石油関連企業が、キューバ沖合油田の開発に参入する意思を示しており、この辺から、キューバ・米国関係が急速に進む可能性が出てきた。
 一方、キューバ側は米国に対して、国連総会の場で、経済制裁解除、グアンタナモ海軍基地の返還など5つの要求を突きつけている。
 以上のように見ると、遅かれ早かれ、キューバ・米国間の外交・経済関係は間違いなく改善に向かうものと思われる。両国の国内事情が、それを何よりも必要としているからだ。
 キューバは、「原初型共産主義」から、個人の自由を重んじる「開放型社会主義」に体制を進展させて行くであろう。恐らく、それしか現体制維持の道は無いに違いない。
                 
                    ・  ・  ・
  
  当時と較べてみると、相変わらず共和党・下院議長John Boehner 氏などは、オバマ大統領の「新キューバ政策」に反対を表明しているが、*全米商工会議所はオバマ・キューバ外交を、「米国産業界への好条件」として歓迎しており、国民一般も、「より近くの島国でカリブ海旅行を楽しめる」ということで、喜んでいる様だ。事実として、「人口3億」米国の多くの人々が、すでにその気になっているという。

f0166919_2026225.jpg


f0166919_20272357.jpg


 一方キューバ国民は、米国に住む家族からの送金を、米国銀行・口座を通して可能になるなど、大喜びだ。多くの米国人旅行者をキューバに迎え入れることで、厳しい経済状況を改善出来るという見通しを楽天的に抱いている様だ。

 多くのことが、今後の交渉に掛かっている訳だが、米国の目指す「自由・民主主義」導入の意図に対して、キューバとしては、ヴェネズエラなど南米「革新派」諸国や、ロシア・中国といった伝統的「友好国」と手を携えつつ、米国を先頭とする西側先進国との交易を一層幅広く可能にすることで、キューバ型社会主義の「創造的発展」を目指す目標が不変であることは間違いない。今後も、米国・キューバ両国は、それぞれ異なる思惑を伴いつつ、長期に渉る困難な交渉が待っていることは確かだ。(2014.12.19)
 
<注>
*「オバマ移民法案」
Obama’s Immigration Plan : How Will It Affect The Economy?
オバマ米大統領は20日、ゴールデンタイムに合わせホワイトハウスにて移民制度改革を目指す米大統領への支持を求め力説しました。事前に配布された内容によると、「移民制度は崩壊している」と発言。400万—500万人とされる不法移民を法的枠組みに取り込み、米国市民と平等に納税義務を課す方針を打ち出しました。国境警備の強化や身元調査の徹底化を通じ、不法移民の増加を抑止できるとも説きます。

(出所:My Big Apple/Migration Policy Institute)
共和党は真っ向から反対しており、メキシコと国境を接するテキサス州のリック・ペリー知事(2012年の共和党米大統領候補、2016年も出馬予定)は、米大統領令で強制執行した場合に「オバマ大統領を訴える」と息巻いております。弾劾選挙を乗り越えたティーパーティー寄りのウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事、ルイジアナ州のボビー・ジンダル知事も、共和党に提訴を呼びかけていました。ジョン・ベイナー米下院議長(オクラホマ州)をはじめ共和党代表部も、オバマ大統領への提訴決議に盛り込む方針を検討中といいます。
移民制度改革の対象となる不法移民は、以下の通り。
1)米国に5年以上、滞在する者
2)アメリカ市民権を有する、あるいは合法的な居住権を有する子供をもつ親
3)以上に該当し、身元調査を通過した犯罪履歴のない者

*「CIA拷問禁止」HH
HHuCIAによる拷問手法を米上院が公表:オバマ政権は、重大な人権侵害行為に加担したすべての政府高官を捜査し、訴追すべき

CIA拷問に関する声明 [PDF]

1 2014年12月、米上院情報特別委員会が、米中央情報局(CIA)の「拘束・尋問プログラム」に関して、報告書サマリーを公開し、CIAによる9.11テロ事件以後の残虐で国際法に明らかに違反する拷問の数々が明らかにされた。CIAによる秘密拘禁と尋問は、これまでにも報道等で指摘されたが、米上院の報告の一端が公表されたのは初めてである。
東京を本拠とする国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ(HRN)は、重大な人権侵害に関わったCIAを始め、ブッシュ政権下の政府高官の刑事訴追により、アカウンタビリティを確保し、再発防止の対策を講じるよう、オバマ政権に求める。

2 報告書によれば、少なくともCIAは119名の者を秘密収容所に拘束して尋問を行ったが、このうち少なくとも26人はテロと何らの関係がなかったことが判明したという。そして、119名のうち少なくとも39名が「CIAの高度な尋問テクニック」の対象となったとされる。
 報告書が「高度な尋問テクニック」と名づける2001~2007年の拘束と尋問プログラムは、睡眠剥奪、水責め、顔の殴打、ストレス・ポジションの強要、虫の使用、小さなコンテナへの独居拘禁などの尋問手法であり、これらの方法は様々な組み合わせで繰り返し行われ、特に拘留者が睡眠の欠如状態であったり、裸であったり、餓えた状態の時に行われたという。これらは米国法および米国が批准した拷問禁止条約、ジュネーブ条約に違反する拷問に該当することは明らかである。
 上院は、たとえば拘束者は手を頭の上または体の後ろで縛られた状態で最高180時間起立を強要されて睡眠を奪われたと報告、少なくとも5人の拘束者は医療上の必要なく直腸から栄養挿入され、氷水の浴槽に入ることを強要された者もいるという。拘束は、完全に暗い部屋に手錠で常時繋がれたまま、著しく低温で意図的な騒音に晒しながら長期独居拘禁される状況であり、その結果少なくとも一人が低体温症で死亡したという。死ぬまでここから出ることはできない、親族を殺す・レイプする等の脅迫を数人の収容者が受けていたという。

3 上院が公表した報告書サマリーには、119名のうちごく一部の者に対する拘束・尋問・拷問が説明されている。
初めて「CIAの高度なテクニック」が適用されたAbu Zubaydah氏は、47日間独居拘禁された後に17日間連続で様々なタイプの拷問を組み合わされ、一日に2~4回水責めの手法を用いられた。 水責めは同氏を苦しめ、反応がなくなったこともあった。意識不明に陥る等したこともあったという。
さらに、266時間連続で、棺桶サイズの監禁箱に閉じ込められた挙句、29時間小さい監禁箱に閉じ込められ、「ここから出る時は、棺桶サイズの箱に入って出るのだ」と脅迫された。
Gul Rahman は、着衣をはく奪されて手錠をかけられたまま放置され、低体温症で死亡したとされる。
Al Najjarに対してはCIAから連続した騒音、睡眠剥奪、食事の劣化などの手法が指示され、手足を束縛し、帽子で頭部・顔を覆い、室温を低下させ完全に光がないまま24時間独居拘禁し、拘束中トイレに行くことを許さずおむつを着用させられていたという。
Al=Nashiriに対しては、目隠ししてピストルとドリルを近づけ、処刑の真似事をするという全く承認されていない手法が使われた。
拘束されていたうちの一人Abu Hudhaifa氏は氷水にさらされたり、66時間立ったまま起きた状態にさせられた後に、CIAが容疑をかけていた人物とは違うことが確認され釈放された。
いずれも極めて残虐で非人道的なものであり、国際法に照らして重大な違法があることは明白である。
上院は6700頁におよぶ報告書本文を公表していないが、いかなる違反行為・人権侵害行為がそれぞれの被害者に対して行われたか、明確にされなければならない。 以下略

*「全米商工会議所」—『朝日新聞』デジタル12月18日(木)7時11分配信
キューバ市場に期待 米経済界、制裁解除促す
朝日新聞デジタル 12月18日(木)7時11分配信

 米国とキューバが関係改善に向けて、動き出す。背景にあるのは、両国間で強まる経済的な結びつきだ。最近では、米国の経済界や民間団体などが、キューバを訪問し、「時代遅れ」の経済制裁をなくすよう、米国政府に働きかけていた。

 5月末、全米商工会議所のトマス・ドナヒュー会頭が首都ハバナを訪問。政府高官を前に「両国が関係改善するのは、今しかない。長年の政治の壁を取り払い、米政府は両国関係の新しい章を開くべきだ」と訴えた。

 その直前には、米国の元政府高官ら44人が、オバマ大統領に、キューバへの制裁をゆるめるべきだと公開書簡を提出していた。対キューバの政策で米国は国際的に孤立していると指摘。キューバへの渡航や送金の制限を減らせば結果的に同国の変化を促すだろう、とした。
ヒラリー・クリントン前国務長官も6月に出版した回顧録で、米国による経済封鎖は、キューバが民主的改革をしない口実に使われるだけだと指摘。オバマ氏に経済封鎖を見直すよう促し続けたがかなわなかったなどと書いた。


<写真> The Guardian, The New York Times, The Independent, L’OBS


                 <参考資料>
1. The Guardian—「オバマとラウル・カストロは米国・キューバ関係打開についてローマ法王に感謝した」

Obama and Raúl Castro thank pope for breakthrough in US-Cuba relations

The Guardian, Wednesday 17 December 2014 19.57 GMT
Jump to comments (1781)
Barack Obama makes his statement at the White House.
Barack Obama and Raúl Castro have thanked Pope Francis for helping broker a historic deal to begin normalising relations between the United States and Cuba, after 18 months of secret talks over prisoner releases brought a sudden end to decades of cold war hostility.
The two presidents spoke simultaneously on Wednesday to confirm the surprise reversal of a long-running US policy of isolating Cuba, detailing a series of White House steps that will relax travel, commercial and diplomatic restrictions in exchange for the release of Americans and dissidents held in Havana.
Though a formal end to the US trade embargo requires legislation in Congress, both Obama and Castro said they believed such executive action was sufficient to significantly open up relations between the two countries and allow travellers and trade to flow relatively freely.
“In the most significant changes in our policy in more than fifty years, we will end an outdated approach that, for decades, has failed to advance our interests, and instead we will begin to normalise relations between our two countries,” said Obama in an address from the White House cabinet room. “Through these changes, we intend to create more opportunities for the American and Cuban people, and begin a new chapter among the nations of the Americas.”
President Castro, who took over from his brother Fidel in 2008, was only slightly less expansive, calling on Congress to formally lift the embargo but saying he believed Obama could substantially “modify its use”.
“This decision of President Obama deserves the respect and acknowledgement of our people,” said Castro in an address on Cuban television. “The progress attained in the interchange show it is possible to find solutions to many problems. As we have repeated we should learn the art of coexistence in a civilised manner with our differences.”
The former defence minister welcomed the release of three Cuban intelligence agents held in the US and recalled a promise from Fidel that they would return. It was the only mention of his sibling, who retired in 2008 in poor health and remains largely out of the public eye.
Gerardo Hernández, Antonio Guerrero and Ramón Labañino were among five Cubans jailed for spying on anti-Castro groups in Florida. In exchange for them, Havana released a Cuban man described by Obama as “one of the most important intelligence agents that the United States has ever had in Cuba”. The man, who was freed after nearly 20 years in prison, is said to have been responsible for revealing the “Miami Five” and other prominent Cuban agents. The Cuban government also released 53 political dissidents as part of the deal.
<後略>

2. 仏'L’OBS'—「何故米国はキューバと国交復活をするのか」

Pourquoi les Etats-Unis renouent avec Cuba
Par Serge Raffy
Voir tous ses articles
Publié le 17-12-2014 à 20h34
Depuis 2011, les Américains considèrent que les évolutions du régime castriste, sous la houlette de Raul Castro, vont dans le bon sens. Décryptage des raisons politiques et des enjeux stratégiques d'un événement majeur.
RECEVOIR LES ALERTES
À LIRE AUSSI
"Obama marque l'histoire. Mais c'est une défaite pour l'Amérique"
50 ans après, les Etats-Unis et Cuba enterrent la hache de guerre
Alors que les Etats-Unis et Cuba viennent d'enterrer la hache de guerre en renouant des relations diplomatiques coupées depuis 50 ans, décryptage des évolutions du régime cubain, depuis la prise de pouvoir de Raul Casto, qui ont permis cette révolution.
# Pourquoi les Etats-Unis renouent-ils des liens diplomatiques avec Cuba ?
Barak Obama et ses conseillers ont estimé que le chemin parcouru par Raoul Castro depuis le 6e Congrès du Parti Communiste Cubain, en 2011, était une voie sans retour. Cette année-là, Raoul Castro a clairement exprimé sa volonté de faire entrer Cuba dans la modernité, ou au moins, à se diriger à doses homéopathiques vers un modèle économique libéral, sans être tout à fait le modèle chinois. En 2012, quand il a fait venir à ses côtés, au Conseil d’Etat, des économistes indépendants du parti, considérés comme libéraux, qu’il a privatisé des centaines de milliers d’hectares de terre, enfin rendues aux paysans, contrairement à la légende de la réforme agraire de 1959, les Américains ont compris que ces choix étaient irréversibles.
# Pourquoi les Etats-Unis ont-ils attendu deux ans de plus avant de normaliser leurs relations avec La Havane ?
Il y avait encore le problème des prisonniers politiques à régler, et la libération d’un fonctionnaire américain que les Cubains présentaient comme un espion. Aujourd’hui, le contentieux est levé. L‘homme a été libéré. En fait, à cette époque, il y a deux ans, le vrai problème était de connaître avec précision l’état de santé de Fidel Castro. Pouvait-il encore jouer les trouble-fête ? Renvoyer le pays dans la dogma communiste ? Gêner son frère Raoul, voire comploter contre lui ? Cette hypothèse était caduque, car le Commandante n’était plus que l’ombre de lui-même, un vieillard en début de démence sénile, incapable de peser sur quoi que ce soit. Raoul Castro avait définitivement placé ses hommes dans tous les rouages de l’Etat et, à Washington, plus personne ne doutait de son pragmatisme. Il avait les mains libres.
# Quid de la réputation de dur des durs de la dictature cubaine de Raul Castro ?
Il avait cette réputation à tort. Il était dur mais il était aussi beaucoup plus pragmatique, plus réaliste. Il était le petit frère, l’homme de l’ombre, mais c’est lui qui tenait la boutique, en particulier l’armée, toute puissante, qui gérait l’île comme un multinationale. Cuba était une dictature militaire tropicale avec un hâbleur et un acteur hors pair à sa tête, mais celui qui avait les mains dans le cambouis était Raoul. Il était le comptable sceptique mais obéissant des erreurs et des errements de son aîné. Lors de la perestroïka, il avait clairement pris position pour Gorbatchev, en interne. Il fut sèchement renvoyé dans les cordes par Fidel Castro qui haïssait Gorbatchev. Ce dernier avait même cru qu’un attentat contre lui avait été envisagé lors de sa visite à La Havane, à la fin des années 80. Si Raoul avait été écouté à cette époque, Cuba aurait pu évoluer bien plus tôt vers un régime démocratique, car il est depuis longtemps un partisan de la real politique. Les négociations secrètes avec les USA existent depuis plus de 10 ans. Il en est le principal instigateur. Pour bien comprendre la situation cubaine, il faut savoir que l’île survit depuis vingt ans grâce à l’argent des Cubains exilés aux Etats-Unis, principalement en Floride, devenus citoyens américains. Ils versent chaque année ce qu’on appelle les remesas, qui représentent près de la moitié des recettes de l’île. On peut dire que, malgré l’embargo officiel, Washington nourrit la population –restée « enfermée » sur l’île. Aujourd’hui, les Américains veulent un retour sur investissement. Or, depuis deux ans, Raoul Castro a opéré un changement stratégique dans son projet de développement. Il s’est appuyé sur le Brésil, et non plus sur le Vénézuela, englué dans sa crise économique. Le président cubain a fait venir des investisseurs de Sao Paolo pour faire du port de Mariel la plaque tournante du commerce maritime entre les deux continents. C’est un projet colossal. Washington ne veut pas être sur la touche. Obama a besoin d’avoir des relations normalisées avec les décideurs cubains pour investir à son tour et contrecarrer la domination brésilienne sur cette partie de la mer des Caraïbes. C’est un point stratégique, voire capital pour l’administration américaine, comme il l’était dans les années 30. D’une certaine manière, l’ouverture de Cuba au capitalisme rebat les cartes, et Obama ne veut pas faire la queue pour peser sur les choix cubains.
# Cet événement signe-t-il la mort symbolique de Fidel Castro ?
A Cuba, les gens, depuis plusieurs années, appellent Fidel le "coma andante", qu’on peut traduire par le "coma en marche", ou encore "la momie". Il est donc déjà dans un espace qui en fait un demi-fantôme. Tout le travail de Raoul Castro, beaucoup plus habile que certains le pensaient, a été de gérer cette transition vers un nouveau Cuba sans bain de sang, en installant des airbags un peu partout pour que le choc soit le plus doux possible, et, surtout, pour qu’on oublie les exactions de ce régime. Raoul n’a eu qu’un seul but, ces six dernières années, depuis le retrait de Fidel en 2008 : éviter que le peuple fasse un inventaire du régime. Le choix américain d’enterrer la hache de guerre et d’en finir avec une situation quasi ubuesque, en particulier le maintien d’un embargo économique inefficace pendant un demi-siècle est le signe que le "petit frère", ancien stalinien pur et dur, a sans doute réussi son pari.
Serge Raffy *
* Auteur en 2003 de "Castro, l'infidèle" (éditions Fayard, réédité en 2015)
by shin-yamakami16 | 2014-12-19 20:28 | Comments(0)