世界中で起きている重要な事件、事象についての忌憚なき批判、批評の場とします。


by shin-yamakami16

英国「クリスマス事情」

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「未曾有不況」下のロンドン

                           山上 真

 英国では、毎年、1ヶ月半程前から、市街至る所にクリスマス飾りが見られる。小さな町には、如何にも素朴だが、美しい大小の星模様の飾りが多い。ロンドンでは、リージェント・ストリートと、それに繋がるオックスフォード・ストリートの飾りが大規模で、豪華だ。昼間はあまり目立たないが、日が4時半頃に暮れると、雰囲気が一変する。ああ、これが「華のロンドン」だと素直に実感する。

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 今更言うまでもなく、今年の英国は、7、80年来稀な大不況が襲っている。全土で約100万人が職を失った。従って、出費を抑えようとする、企業、個人の動きで、例年程の賑わいは巷に無い。

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 人々はクリスマスを家庭で過ごすことにしている様子で、自動車利用の旅行者は例年より200万人少なく、航空機利用者も、373,000人減っているようだ。


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 企業活動縮小の為、クリスマス休暇が、ここ16年間で最も長くなり、1月19日迄休む従業員もいると云う。その中で、自動車関係に勤める人々は、1ヶ月の休業を強いられている。Ford, Aston Martin, Vauxhall などのメーカーが工場を一時休止する為だ。
 中小企業も、約500,000 社が、12月22日から、1月5日迄、閉じるということだ。燃料費、暖房費、タクシー代などを節約する為だ。


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 こんな折、12月20日の『デイリー・メール』紙によると、天文学者などが、「イエス・キリストが生まれたのは12月25日 ではなく、6月17日 であるから、現行のクリスマスは廃止するべきだ」と主張しているということだ。聖書が記している、キリストが生まれた時に東方から来た3賢人が見たという一際輝く「クリスマス星」は、天文学的観察結果から、二千年前の Bethlehem で、6月17日に現れた筈だと、オーストラリア人の研究者Dave Reneke氏などが述べている。

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 もし、これが真実ということになると、カードに描かれる風景は、将来、雪景色から、陽光一杯の浜辺ということになりそうだ。       (2008.12.21)




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     クリスマス・バーゲンに戻った客足・Oxford Street

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      交通まばらのロンドン市内


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       恒例の女王メッセージ:大不況の影響を気遣う内容のもの



<写真> BBC News, The Times, The Daily Telegraph, The Daily Mail , Mirror
Evening Standard

 
 
by shin-yamakami16 | 2008-12-21 00:45 | Comments(0)